2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧

鼻のシラノ

図書館で借りてきた島田正吾:著の『随筆ひとり芝居』(三月書房)を読了。1978年青蛙房刊『ふり蛙』に掲載された随筆34編と、1990年から2002年までの“ひとり芝居”公演パンフレットに書かれた「ひと言」が収められています。島田さんといえば…

フランシーヌの場合は……

3月30日で直に思い出すのが「フランシーヌの場合」(♪〜3月30日の日曜日、パリの朝に燃えた命ひとつ〜)です。1969年3月30日の早朝、フランスの女子大生フランシーヌ・ルコントさんが、ベトナム戦争に抗議して焼身自殺をしました。そのことを歌…

左膳映画史

田中照禾:著の「丹下左膳の映画史」(展望社)を読了。既存の資料をもとに、左膳映画について網羅されています。著者自身の資料や関係者へのインタビューがないので、新しい発見はありませんが、研究書としての価値は高いですね。私も丹下左膳は好きですが…

エンリコ・マシアス

雨が降っているので、図書館で借りてきた本を読みながら、先日貰ったLPレコードを聴く。アダモ、アンディー・ウィリアムズ、ミシェル・ポルナレフときてエンリコ・マシアス。「恋心」、「わかっているよ」、「想い出のソレンツァラ」が彼のヒット曲なんで…

春めいてきました

図書館へ返却に行ったついでに散歩。雲雀鳴き、菜の花咲いて、すっかり春らしくなりました。これで花粉さえ飛んでいなければ好い季節なんだがなァ。 暇だったので、HP:放出美級迷画座へ、「吸血鬼映画」、「ホラー映画」、「SFホラー」をアップ。以前、…

講談の宮本武蔵

「講談・宮本武蔵」(サンマーク出版)を読了。昭和4年に大日本雄弁会講談社(現:講談社)から発行された「講談全集(第5巻)」に収録されているものを現代かなづかいに改めて出版されたものです。吉岡無二斎の次男・平馬が加藤清正の家来・宮本武左衛門…

古典のヒーロー勢揃い

録画していた『リーグ・オブ・レジェンド』(2003年/監督:スティーブン・ノリントン)を観る。作品そのものは、SFXを使ったどうてことのない冒険アクション映画なんですが、古典小説のヒーロー(アラン・クォーターメイン、ネモ船長、ミナ・ハーカ…

今ごろ「ラストサムライ」

劇場公開時に話題になり、昨年のアカデミー賞で渡辺謙が話題になった『ラストサムライ』(2003年/監督:エドワード・ズウィック)を観る。金を出してまで観ようとは思いませんが、テレビ(WOWOW)放送されたら、映画ファンとしては観ておかないと…

アキラだよォ

郵便局に行くついでに散歩と思ったら、雨が降り始め今日も取止め。昨日も天気が悪くて途中で引返し、運動不足で〜す。 録画していた小林旭の『夜霧の第二国道』(1958年・日活/監督:舛田利雄)、『群集の中の太陽』(1959年・日活/監督:井上梅次…

「荒野の1ドル銀貨」伊語盤

カミさんの友だちがマンションから引越すことになり、不要なレコードを貰う。カミさんは我楽多が増えるので機嫌が悪いのですが、クラシック、ジャズ以外なら喜んで頂くと言った手前、仕方ないじゃない。それにワザワザ持ってきてくれたんだし、不要であれば…

ジャッキー・チェンのチャンバラ?

録画していたジャッキー・チェンの『シャンハイ・ナイト』(2003年/監督:デビッド・ドブキン)を観る。『シャンハイ・ヌーン』の続編で、今度はジャッキーとオーウェン・ウィルソンのコンビが英国王室一家暗殺の陰謀に巻き込まれます。コナン・ドイル…

ブラック・ダイヤモンド

散歩のついでに図書館で、大友柳太朗ファンのメール知人が推薦する「風の果て」が集録されている『藤沢周平全集20巻』と、『講談・宮本武蔵』を借りてくる。曇り空でも花粉は飛んでおり、涙ボロボロ、鼻水グチュグチュ。本を読むのは明日にしました。 録画…

古い西部小説

西部劇ファンのメール知人から送ってもらった植村郁夫:訳の『ブレット・ハート短篇集』(研究社新訳註業書)を読了。1952年発行の古い本ですが、西部小説ですからね。1850年代のカリフォルニアを舞台に、そこに生きる坑夫や賭博師、酒場の女を題材…

特価DVD

朝イチで原稿送信した後、ネット・サーフィン。常連となっているサイトの掲示板にカキコ。挨拶代わりのようなものです。 所用があって大宮まで外出。“WAVE”に立寄ったら、999円のDVD特価コーナーがあったので、『明日に向かって撃て!(特別編)』…

今日も仕事の日

今日も仕事の日で〜す。 中村勘九郎が勘三郎を襲名しましたが、勘九郎さんにデュエット曲があります。相手は竹下景子さん。「浅野川慕情」という唄です。いずみたくが作曲していますが、どうってことのないラブソングです。二人の歌はお世辞にも上手とはいえ…

仕事の日

締切りが迫っているので今日は仕事の日。CDを聴きながら、終日パソコンに向かって原稿書きです。たいして金にならないのですが、小遣い分は稼がなきゃ…… でもって、話題がなにもないというのは寂しいので、自家製のデュエット歌謡曲集(所持しているEPレ…

旗本退屈男をまとめてアップ

寒い中を散歩する。年度末のせいか、至る所で水道、下水、ガス工事をしていて、コース変更を余儀なくされます。お役所仕事はいつまでたっても変りませんねェ。 録画していた『旗本退屈男・謎の珊瑚屋敷』(1962年・東映/監督:中川信夫)を観る。旗本退…

市川雷蔵の代役

録画していた『秘剣破り』(1969年・大映/監督:池広一夫)を観る。市川雷蔵の『薄桜記』(1959年/監督:森一生)のリメイク作品です。池広一夫はソツなくまとめていましたが、役者の違いは如何ともしがたいです。雷蔵、カツシンが松方弘樹と本郷…

杉花粉が鬱陶しい

花粉で鬱陶しい日々が続く。散歩に行くと、てきめん眼が痒くなり、鼻水グチュグチュです。室内は花粉対策用に空気清浄機をかけているので、それほどでもないのですけどね。花粉症になるのは、その人の精神が悪いからだと、細木数子が言っていたけど、冗談じ…

日曜休日のはじまり

1876年(明治9年)3月12日、その翌月の4月1日を期して全国一律に日曜日を休日にすることが制定される。オランダ語で休日を意味するゾンタクという言葉が、ドンタクと訛って知られていた江戸時代末期から西洋人が日曜日を休日としていたことは拡く…

夢酔独言

勝小吉の『夢酔独言』(教育出版)を読了。勝小吉は勝海舟の親父で、子母沢寛の小説『おとこ鷹』と『父子鷹』で有名ですが、小説通りの痛快な人物ですね。『夢酔独言』が小説のタネ本になっているのだから当り前か。勝小吉は無学(ガキの頃からケンカばかり…

キング・ソロモン

何やかや、雑用におわれる。充実感がないままに時間が過ぎてゆく感じでした。 380円DVDの『キング・ソロモン』(1937年/監督:ロバート・スティーヴンスン)を観る。ヘンリー・ライス・ハガードの「ソロモンの洞窟」の最初の映画化? クォータメ…

ランドルフ・スコットのチャンバラ

リンリンの湿疹の治療。薬と注射代で4千円也。最後まで面倒をみてやるのが飼主の義務だから仕方ありませんねェ。背中も丸くなって、犬のくせに猫背だァ。 “加賀騒動”の史実を調べて、HP:チャンバラワールドの「大友柳太朗の部屋」に『加賀騒動』をアップ…

加賀騒動

数日来クシャミが出て、昨日から眼が痒くなって、杉の花粉の影響が出てきたようです。マスクするのは鬱陶しいので、ティッシュが手放せなくなってきました。 念願だった大友柳太朗の『加賀騒動』(1953年・東映/監督:佐伯清)を観る。“加賀騒動”という…

水木しげるの人生観

水木しげるの『生まれた時から「妖怪」だった』(講談社)を読了。マンガ家水木しげるさんの自伝で、その人生観に共鳴できるところが多く、面白く読むことができました。 “どんなアホな子どもにもすぐれた能力があるものだ。その能力を見つけだすのが本物の…

ゆうれい船

大友柳太朗関連で、録画していた『ゆうれい船(前・後編)』(1957年・東映/監督:松田定次)を観る。大仏次郎の少年向け冒険時代小説の映画化。京の都が舞台の前編より、海洋スペクタクル溢れる後編の方が格段に面白いです。ミニチュアでなく、大きな…

パルプマガジン

荒俣宏の『パルプマガジン』(平凡社)を読了。パルプマガジンは1900年〜50年代にわたって刊行された大衆小説を掲載した雑誌でタイトルは300を数えます。きわめて質の悪いザラ紙(パルプ紙)に印刷して低価格(10セント)で販売されました。SF…

大友柳太朗のむっつり右門

10年ぶりの3月の大雪。午前中降り続け、5センチ程度積もりました。 大友柳太朗の『右門捕物帖・卍蜘蛛』(1962年・東映/監督:河野寿一)を観る。下田へ行くまでは歯切れの良い演出でミステリーの雰囲気が出ていて楽しめるのですが、下田へ行ってか…

猫背男って?

明日から天気が悪くなるというので、久し振りに図書館へ行って、水木しげるの『生まれたときから「妖怪」だった』、勝小吉の『夢酔独言』、荒俣宏の『パルプマガジン』を借りてきました。興味本位で何の関連性もありませ〜ん。 先日購入した380円DVDの…

長谷川一夫の銭形平次

湿疹の内服薬がなくなったので、K医院にもらいに行く。湿疹は痒みもなくなり、だいぶ治ってきているのですが、念のためにね。前回受けたアレルギー検査の結果が出ていました。非特異的IgEが250の基準値に対して1131もあるので完全なアレルギー体…