2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

天才とは……

小林信彦:著の『天才伝説 横山やすし』(文春文庫:2001年1月10日第1刷発行)を読了。昨日読んだ『犬も歩けばプロデューサー』のタケシとタモリについての分析と比較したいと思いましてね。どちらも仕事等の付き合い通じて観察されているものですが…

メディアは進化しているか?

横澤彪:著の『犬も歩けばプロデューサー』(NHK出版:1994年10月25日第1刷発行)を読了。副題に“私的メディア進化論”とありますが、現在のテレビ番組が進化しているとは思えません。技術的には進化していても、思想や創造性については退化して…

海女+お化け+エロ=新東宝

録画していた『海女の化物屋敷』(1959年・新東宝/監督:曲谷守平)を観る。内容は、資産家に伝わる莫大な財宝をめぐる殺人事件を解決するサスペンス映画ですが、肉弾相打つ海女の格闘があったり、幽霊が出てきたり、三原葉子の下着姿が出てきたりと、…

本日は……

昨日は、上映会の後、仲間と飲み会。居酒屋が開店するまで喫茶店でお喋りし、居酒屋ではラストオーダーの時間まで飲んで食って、5人で喋りまくりました。おかげで今朝は朝寝坊。昨日の日記をアップしたり、メールの確認をしたら11時になっていました。 『…

図書館で西部劇

朝イチで『三国志Ⅹ』をプレイした後、西部劇の友人から連絡があった、日本橋図書館で上映される『駅馬車』を観に行く。上映前に水野晴郎さんの解説があったのですが、テレビで見るより老け込んでいましたね。それでも、話し始めると水野節は健在でした。内容…

アメコミ・ヒーローなのだ

録画していた『パニッシャー』(2004年/監督:ジョナサン・ヘンズリー)を観る。原作はマーベル・コミック。といっても、このヒーローは特殊能力を持っていません。鍛え上げられた肉体だけなのです。今回のトム・ジェーンよりも1989年のドルフ・ラ…

アキラの任侠映画

録画していた小林旭主演の『東海遊侠伝』(1964年・日活/監督:井田探)を観る。『関東遊侠伝』の類似作品で、前作と同様に新川二郎、五月みどりが劇中で持ち歌を歌い、美味しい役の村田英雄が主題歌を歌っています。彼らに加えて北島三郎までが、月琴…

山田風太郎の忍法映画は……

録画していた『SHINOBI』(2005年/監督:下山天)を観る。原作は山田風太郎の『甲賀忍法帖』ですが、朧(仲間由紀恵)と弦之介(オダギリジョー)の対決結果が原作と逆になっているのは、男が優しくなった現代的といえます。昔は男のために女が…

本日も長谷川一夫の時代劇

録画していた長谷川一夫主演の『御存知東男』と、『月形半平太』を観る。 『御存知東男』(1939年・東宝/監督:滝沢英輔)は、松平帯刀(鳥羽陽之助)がお市(霧立のぼる)に横恋慕し、お市のために貧乏旗本が一肌脱ぐという此村大吉映画。ただ、この作…

長谷川一夫の時代劇

録画保存したものの未見のまま放ったらかしていた長谷川一夫主演の『三十三間堂通し矢物語』と、『阿波の踊り子』を観る。 『三十三間堂通し矢物語』(1945年・東宝/監督:成瀬巳喜男)は、ライバルだった男の息子を一人前にしてやる男(長谷川一夫)の…

『燃えよ剣』もこれで最後。

録画していた『燃えよ剣』の#24「北へ」、#25「シノピリカ」、#26「新選組副長・土方歳三」を観る。#23「沖田総司」は、録画するのを忘れました。画像だけは、沖田総司(島田順司)にしておきましょう。 「北へ」は、仙台で官軍と戦うつもりでい…

『燃えよ剣』絡みで……

録画していた『燃えよ剣』の#20「炎の戦陣」、#21「波の入日」、#22「流離の日」を観る。 「炎の戦陣」は、鳥羽伏見の戦いを描いた物語。井上源三郎(北村英三)の死は、『新選組血風録』よりカッコよかったですよ。 「波の入日」は、山崎蒸の死と…

画像だけが目的で……

録画していた『燃えよ剣』の#18「京の町の夜」と#19「砲声」を観た後、所用で大宮まで外出。帰りに“ブックオフ”に立ち寄り、雑誌3冊(『ヤクザが認めた任侠映画』、『TVドラマを100倍楽しもう』、『海外ドラマ・ベストセレクション100』)を…

オタクかマニアか

岡田斗司夫:著の『オタクの迷い道』(文春文庫:2003年2月10日第1刷発行)を読了。オタクの定義が面白いです。「昭和30年以前に生まれたオタクたちは、オタクというより“マニア”であり、研究者であった。昭和30〜40年代生まれは、“生まれたと…

またまた、『燃えよ剣』

録画していた『燃えよ剣』の#15「わかれ雲」、#16「残月油小路」、#17「落日の町」を観る。 「わかれ雲」は、藤堂平助が近藤たちと別れて、伊東甲子太郎と行動することを決意する物語。若き日の鷲尾真知子が出演しており、お嬢さん役が似合っていた…

再び、『燃えよ剣』

録画していた栗塚旭主演のテレビ時代劇『燃えよ剣』の#8「月明無名小路」、#11「真葛ヶ原の朝霧」、#12「策士」を観る。 「月明無名小路」は、池田屋事件の前節となった古高俊太郎捕縛の物語。古高の古道具屋で働いていた番頭と女中の愛憎が並行して…

虚無僧関連で……

虚無僧姿のヒーローといえば、『鳴門秘帖』の法月弦之丞ですね。でもって、録画保存したまま放ったらかしていた長谷川一夫主演の『鳴門秘帖』(1957年・大映/監督:衣笠貞之助)を観る。吉川英治の原作を大幅に改変した脚色になっています。なにしろ、…

虚無僧って、知ってるかい?

画していた『虚無僧変化・鍔鳴り街道』(1956年・大映/監督:弘津三男)を観る。昨年3月14日に観た(日記の検索で確認したのだ)『虚無僧変化』の後編です。演出が悪いのか、スリルもサスペンスもありません。野球でいえばローテーションの隙間を埋…

『三銃士』からの頂きだった

録画していた『阿修羅三剣士』(1956年・新東宝/監督:中川信夫)を観る。考証的には?なのですが、そこそこ楽しめました。深刻なところが全然ない能天気なチャンバラ映画です。関口弥太郎が、柳生又十郎と伊藤典膳の二人と義兄弟になる件は、デュマの…

お白洲のない遠山桜

録画していた『朱桜判官』(1958年・新東宝/監督:加戸野五郎)を観る。髑髏団による美女連続殺人、贋金流通、押込み強盗を名奉行・遠山金四郎(坂東好太郎)が解決する物語です。生血を抜かれた美女の死体とか、肌も露な美女(若杉嘉津子が艶っぽいの…

梅若正二って、知ってるかい?

録画していた、『月の影法師・消ゆく能面』&『月の影法師・山を飛ぶ狐姫』(1958年・大映/監督:弘津三男)を観る。ニッポン放送の連続ラジオドラマの映画化で、天下に騒乱をもたらすと云われる能面をめぐって、平穏な暮しを守ろうとする主人公、大名…

続きで観ている……

録画していた『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』(2005年/監督:マイク・ニューウェル)を観る。ハリーの魔法が発展途上にあって、回を重ねる毎にアップしていくのを見るのが、このシリーズの私の楽しみです。色々な魔法が出てくるので、それだけは…

日活任侠映画

録画していた小林旭主演の『関東遊侠伝』(1963年・日活/監督:松尾昭典)を観る。オフザケのない、まともな任侠映画です。お金が必要な愛する男(アキラ)のために芸者となるヒロイン(松原智恵子)なんて、東映作品の雰囲気ですよ。ただ、ライバル(…

ステレオの見直し

河村正行:著の『オーディオの世界が広がる』(光文社:1992年2月20日第8刷発行)を読了。初版が1887年11月30日ですから20年前の本ですから、現在では忘れ去られたDATが紹介されていますが、オーディオの基本は以前も以後も変わりませ…

昨日に引き続き……

録画したものの未見のまま放ったらかしていた『風流滑稽譚・仙人部落』(1961年・新東宝/監督:曲谷守平)を観る。原作は小島功の艶笑マンガです。映画の方は太腿がチラリと見える程度のお色気シーンしか出てきませんが、それなりに楽しめました。それ…

元ネタを知らなければ

録画したものの未見のまま放ったらかしていた『浮かれ狐千本桜』(1954年・新東宝/監督:斎藤寅次郎)を観る。観るのが追いつかないくらい、メッタヤタラに録画していた時期がありまして、これもその時の1本です。歌舞伎で有名な『義経千本桜』のパロ…

ガンロックだど〜

録画していた『ファンタスティック・フォー』(2005年/監督:ティム・ストーリー)を観る。宇宙線を浴びてDNAに異変が起こり、超能力者となった4人が邪悪な超能力者と戦うヒロイック・アクションです。原作はマーベル・コミックで、4人の正式名を…

本日より平常ベース

録画していた『忠臣蔵・瑤泉院の陰謀』を観る。2日に放送されたテレビ東京の新春ワイド時代劇で、所々はオンタイムで見ていたのですけどね。瑤泉院を主人公にした“忠臣蔵”は初めての試みで、内容的には首を傾げるところが多々あるのですが、これまでの“忠臣…

初詣

カミさんと散歩を兼ねて、氷川神社へ初詣。思っていたより人出はなく、着物姿も全然見かけませんでした。こんなところにも、正月らしさがなくなってきましたね。画像は、氷川神社。 録画していた『堀部安兵衛』を観る。1日にNHKの“正月時代劇”として放送…

本日も寝正月

本日も朝から一杯飲んで寝正月。横になって録画したまま放ったらかしていた『君も出世ができる』(1964年・東宝/監督:須川栄三)を観ていたら何時の間にか寝ていました。でもって、寝込んだところから、再度観直し。この作品は、谷川俊太郎:作詞、黛…