2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

役者がいない

録画していた『魔界転生』(2003年・東映/監督:平山秀幸)を観る。窪塚洋介は妖艶さが乏しく、佐藤浩市は存在感不足と、深作版と比較するとどうしても見劣りがしますね。特にチャンバラシーンはロングが少なく、アップばかりなので激しい動きのわりに…

やっぱり中村敦夫

録画したまま放ったらかしていた『帰ってきた木枯し紋次郎』(1993年・東宝/監督:市川崑)を観る。テレビドラマ化20周年を記念して製作されたもので、テレビ放映に先立って劇場で特別公開されました。20年も経つと中村敦夫の動きは重いものになっ…

七つの顔の金田一耕介

録画していた片岡千恵蔵の『三つ首塔』(1956年・東映/監督:小林恒夫・小沢茂弘)を観る。シリーズ最終作です。当然、犯人は原作とは異なります。僧侶に変装して謎解きをし、パッと変装をとるとダブルのスーツで現れる。おまけに最後は銃撃戦。これで…

背広姿の金田一耕介

録画していた片岡千恵蔵主演の『三本指の男』(1947年・東映/監督:松田定次)と『獄門島』(1949年・東映/監督:松田定次)を観る。『三本指の男』の原作は『本陣殺人事件』ね。片岡千恵蔵の金田一耕介シリーズは6本作られていますが、これは第…

評価以前の問題

録画していた『勝利者の復讐』(1958年・新東宝/監督:小森白)を観る。脚本が酷すぎてツッ込む気にもならない最低映画です。子供を使ってお涙頂戴、小畑絹子で少しエロッぽさを、双子トリックによるサスペンス、銃撃戦のアクション、おまけに前科者の更…

流れの逆を行くのも大事

不動産経済研究所の調査によると首都圏で06年に発売された新築マンションのうち、7割がペットの飼育可とのこと。我が家にも犬がいるので喜ばしいことですが、反面、あまり歓迎もしたくないんですよね。マンションでペットを飼う人が増えれば、それだけ常…

エンドクレジットは丹波正三郎

録画していた『殺人容疑者』(1952年・新東宝/監督:鈴木英夫)を観る。警視庁が全面協力したドキュメンタリー・タッチの作品です。指紋や血液型の検出といった科学捜査?を解説してくれますよ。出演者も当時は無名の役者ばかりで、今でこそ、犯人役の…

久しぶりにアキラ映画

録画していた小林旭主演の『日本最大の顔役』と『やくざの詩』を観る。 『日本最大の顔役』(1970年・日活/監督:松尾昭典)は、モデルは明らかに山口組三代目・田岡組長ですね。内容的には、きれい事に終始して気に入りませんが、後年アキラが“仁義な…

二枚目カツシン

録画していた『かんかん虫は唄う』(1955年・大映/監督:三隅研次)を観る。カツシンの主演第1作目で、中村玉緒との初共演作。主題歌も歌っています。美声で歌も上手いのですが、後年の『座頭市』の主題歌のような深い味わいはありません。かんかん虫…

映画化に期待

ロバート・B・パーカー:著(山本博:訳)の『アパルーサの決闘』(早川書房:2007年6月15日初版発行)を読了。アパルーサの町は大牧場主の一味が好き勝手なことをする無法の町だった。牧場主を逮捕に行った保安官は殺され、町の役員は名うてのガン…

時代劇マンガ名作の基準

京都精華大学情報館が編集した『KINO 今、時代劇がおもしろい』(河出書房新社:2007年5月31日発行)を読了。メインは時代劇マンガ名作のレビューで、84作品が紹介されています。1990年代以降の作品が37作品あるのは、現在の時代劇マンガ…

立っているだけで疲れる

またしても、所用があって大宮まで出かける。今日1日で済ませたかったのですが、相手の都合やら、何やかやあって明日へ持ち越しとなり、早々にきりあげてセコハン漁りに行きました。「買うぞ!」と意気込んで、馴染みの古本屋と古レコード屋を回り、丁寧に…

どうして1本だけ

テレビ西部劇のDVD『アリゾナ・トム』を観る。主人公のトム・ブルースター(ウィル・ハッチンス)は弁護士志望の青年で、常に法律書を持ち歩いて勉強しています。派手な銃撃戦はありませんが、主人公のキャラが魅力の西部劇でしたね。1960年にNHK…

期待してたけど

テレビ西部劇のDVD『幌馬車隊』を観る。アメリカでは1957年から65年にかけて8シーズン(全284話)続いた人気西部劇で、日本では1960年からNTV系列で第3シ−ズンまでの104本が放送されました。このDVDには「もうひとりのビル・ホー…

意外なゲストが

テレビ西部劇のDVD『バッファロー・ビルの冒険』を観る。バッファロー・ビルに憧れてジュニアを名乗る若者(ディック・ジョーンズ)が、妹のカラミティ(ナンシー・・ギルバート)と養父の判事を助けて悪と戦う物語です。主演のディック・ジョーンズは『…

テキサスでなくても

テレビ西部劇のDVD『テキサス平原児』を観る。正義の味方レンジ・ライダー(ジャック・マホニー)と相棒のデイック・ウエスト(ディック・ジョーンズ)が、西部の暮らしと秩序を守るために悪党たちと戦う物語で、このDVDには「見えない痕跡」、「ボー…

B級西部劇からテレビ西部劇へ

テレビ西部劇のDVD『平原児シスコ・キッド』を観る。これもテレビ創生期の1956年にKRT(現:TBS)系列で放送されていましたが、私が観たのはずっと後なので再放送されたものでしょう。西部を旅するシスコ・キッド(ダンカン・レナルド)と相棒…

実在の人物でも

テレビ西部劇のDVD『西部の勇者キット・カースン』を観る。テレビ創生期の1957年にNTV系列で放送されていましたが、私が観たのはずっと後なので再放送されたものでしょう。主人公はカリフォルニア探検で西部開拓史上名高いキット・カースン(ビル…

伊達男ならジーン・バリー

テレビ西部劇のDVD『バット・マスターソン』を観る。西部の保安官として有名なバット・マスターソン(ジーン・バリー)の物語といっても、保安官を辞めた後の物語です。このDVDには「ヤング・ファイター」と「野生馬の暴走」の2本が収録されており、…

日本で初めてのテレビ西部劇

テレビ西部劇のDVD『カウボーイGメン』を観る。政府の密偵パット・ギャラガー(ラッセル・ヘイドン)が相棒のストーニー・クロケット(ジャッキー・クーガン)と法の正義を守るために悪漢たちと戦う物語です。日本では1956年にKRT(現:TBS)…

懐かしの西部劇といっても

HPのトップページを作成。サイト検索で同じタイトルのHPがないか確認した結果、タイトルは『団塊昭和通信』にしました。壁紙はワードの背景ストラクチャーでもよかったのですが、気分をかえてフリー素材からね。それでも、これまでの拙ページと似たりよ…

懐かしのドラマのリメイク

懐かしの人気テレビドラマの映画化ということで録画していた『わんぱくデニス』(1993年/監督:ニック・キャッスル)を観る。原作は1930年代に新聞に掲載されていたハンク・ミッチャムの人気マンガで、テレビ(実写版)では1960年にNET(現…

6年ちがうと……

奥成達:著(ながたはるみ:絵)の『昭和30年代図鑑』(いそっぷ社:2005年11月30日第1刷発行)を読了。著者は私とは半回り年上の1942年生まれなので、私の思い入れとリンクしていないところもあるのですが、別に団塊の世代を対象としていな…

平凡すぎる内容

団塊なつかし倶楽部:編の『団塊なつかし雑学百科』(プロスパー企画:2006年5月24日初版発行)を読了。団塊の世代の手による本ということで期待したのですが、内容はどこにでもあるような本と同じでした。団塊の世代が当時に感じていたことが、全然…

懐かしの昭和といっても

友人がさかんに薦めていた『ALWAYS 三丁目の夕日』(2005年・東宝/監督:山崎貴)を、やっと観る。東京タワーが完成する昭和33年を背景にした人情喜劇ですね。現代社会では成立しえないジャンルといえます。部分的には考証のおかしい所もあるの…

ドキュメント小説

CDを聴きながら、大下英治:著の『美空ひばり不死鳥伝説』(廣済堂文庫:2001年2月1日初版発行)を読了。これは評伝でなく小説です。著者紹介にも記載されている通りドキュメント小説ですね。小説と評伝の違いは、客観的事実(推論であっても、その…

気分も沈没

朝イチで日記をアップした後、録画していた『日本沈没』(2006年/監督:樋口真嗣)を観る。科学的薀蓄が字幕で説明されたりして、リアル感を出そうとしていますがドラマ部分が弱いです。登場人物の場面転換の処理がまずいので全体的に散漫となり、盛り…

開始までが長かったので

結婚式は、ホテル内のチャペル。キリスト教徒でもないのに、と思ったけど、日本人(私もそうだけど)は宗教と生活が絡んでいないので、何だって構わないんですよねェ。神前結婚だって、神道とは縁のない生活をしているんですから。娘を持ったら、参列者の一…

パパ、逝ってらっしゃい

朝イチでHP:放出美級迷画座の「映画は映画館で」に『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』を追加アップ⇒http://www2u.biglobe.ne.jp/~kazu60/koya2/koya071.htm 石立鉄男さんが亡くなる。享年64歳。『おくさまは18歳』で名が知られるよ…

映画の日だったので

所用があって大宮まで出たついでにシネコンで『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』を観る。アクションシーン重視のため、物語展開が粗っぽくなっています。最近のハリウッド映画の悪しき風潮ですね。海賊映画に理屈はいらないのですが、唐突…