2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

役者は揃っていたが

ビデオに録画保存していた『国士無双』(1986年/監督:保坂延彦)を観る。1932年に製作された伊丹万作の傑作時代劇のリメイクです。食い詰めた浪人二人(火野正平と岡本信人)が、将軍家指南役の伊勢伊勢守(フランキー堺)の行列を見て、ニセの伊…

青春コンビ

山内賢(67歳)さんが亡くなる。山内賢さんといえば、和泉雅子とデュエットした「二人の銀座」ですね。ベンチャーズが作曲し、ノリのよいメロディーで大ヒットしました。当然、二人のコンビで映画化されています。1960年代は、ヒット曲の映画化がジャ…

惜しい時代劇

録画していた『さむらい飛脚』の最終回までの5話をまとめて観る。第9話「海賊の遺産」は、御用金を盗んだとされる海賊が獄死し、その海賊の依頼で娘にお守りを届ける話ね。お守りの中に御用金の隠し場所がわかる地図があると思いきや、御用金を奪った黒幕…

50年前の今日

琴奨菊の大関昇進が確実となる。日本人不在だった横綱・大関にやっと日本人が加わったわけですが、50年前を想うと寂しいかぎりです。50年前の今日、大鵬と柏戸の横綱同時昇進が決定しました。大鵬が21歳で柏戸が22歳。大鵬の21歳4ヶ月での横綱昇…

強いほど印象的

『隠密剣士(第五部:忍法風魔一族)』の第1話「忍法風魔剣」と第2話「忍法瞳術」を観る。江戸城に忍び込んだ風魔忍者が伊賀忍者の護りを破り、吹き上げの井戸より手に入れたのが水魔の鏡。鏡は他にも二つ(風雷・火龍)あって、全部揃うと北条家の埋蔵金…

知らなくても

録画していた『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』(2010年/監督:ジョー・カーナハン)を観る。1980年代の人気TVシリーズのリメイク映画化です。レンジャー部隊のハンニバル(リーアム・ニーソン)が部下のフェイス(ブラッドリー・クーパー…

昔はアクションスター

俳優の杉浦直樹(77歳)さんが亡くなる。テレビ時代の良き中年男性のイメージが強いですが、若い頃は、石原裕次郎や高倉健とアクションしていましたね。ギャングやヤクザを演じていたんですよ。煙突が立ち並ぶ工業地帯をバックに、原っぱで着流しヤクザ二…

クリアできないので

CDを聴きながらPS2のゲーム『信長の野望・革新パワーアップキット』の武将登録をする。パワーアップキットには新たなシナリオとして、羽柴秀吉が天下取りを始める「覇王の後継者」(1582年12月開始)と、徳川家康が天下取りを始める「関ヶ原の合…

やっと最終回

韓国時代劇『龍の涙』が最終回。朝鮮第3代王・太宗となったイ・バンウォン(ユ・ドングン)を主人公にした歴史大作でした。全159話もあるのに週1放送(9月から平日帯放送に変わる)だったので、終るまで長かったですねェ。最高視聴率49.6%を記録…

いかがわしさが魅力

録画していた『悪魔のような美女』と『赤いさそりの美女』を観る。かつて土曜ワイド劇場で放送されていた天知茂の明智小五郎シリーズの再見です。ヌードシーンが必ずあって、喜んで観ていた番組ね。内容はリアルに程遠く馬鹿馬鹿しいのですが、好きなんだな…

映画で時代劇が廃れたのは

録画していた『鬼輪番』(1974年・東宝/監督:坪島孝)を観る。公儀隠密“鬼輪番”になるために、少年(少女もいるけどね)の頃から苛酷な修行をして生き残った5人が、紀州藩の謀反を未然に防ぐために新式銃が隠されている火薬庫を爆破する物語です。紀…

稀少な新作時代劇なので

昨夜は『テンペスト』の最終回を観る。幕末の琉球を舞台にした時代劇で、琉球を守るために女でありながら宦官と偽って王宮に入って役人になり、さらには王の側室となり、諸外国との外交に辣腕をふるう主人公を仲間由紀恵が熱演していました。幽霊や神がかり…

東亜武侠映画

録画していた『無影剣』(2005年/監督:キム・ヨンジュン)を観る。政変で国を追放された王子(イ・ソジン)が、女剣士(ユン・ソイ)と契丹に滅ぼされた渤海の再興のために刺客団と戦いながら国に戻る韓国時代劇映画です。チェ・ジウが特別出演してい…

芸を深く探求していくと

昨日はJ医大での定期検診。予約していても待ち時間が長く、三波春夫:著の『真髄三波忠臣蔵』(小学館文庫:1999年1月1日初版発行)を読了しました。三波春夫の演目には、3時間15分におよぶ「大忠臣蔵」があり、LP1枚分のボリュームがある長編…

原作は劇画だが

録画していた『めくらのお市・地獄肌』(1969年・松竹/監督:松田定次)を観る。シリーズ2作目で、賞金稼ぎのお市(松山容子)が宿敵(松岡きっこ)と戦って傷を負い、村人(入川保則)に助けられ、ヤクザ稼業から足を洗うが、村の隠し米を奪おうとす…

満足の最終回

録画していた韓国時代劇『キム・マンドク』の最終回を観る。私財を全て投げ出して飢饉によって苦しむ済州島民を救い、正祖(イ・サン)と謁見するのがラストです。「財物を失くして大変だろう」と言う正祖に対して、「人が生きているので、失くしたものはあ…

ドイツ・ファンタジー

録画していた『クラバート 闇の魔法学校』(2008年/監督:マルコ・クロイツパイントナー)を観る。中世のドイツを舞台にしたファンタジー映画です。戦火によって家を失った少年クラバートが闇の声に導かれて山村の水車小屋へやってくるんですな。そこは…

ブルーレイ特典

『トゥルー・グリット』の特典映像を観る。DVDの特典映像は、“ヘイリーの「トゥルー・グリット」”“「トゥルー・グリット」の衣装”“フォートスミスの再現”“キャストたち”なんですが、ブルーレイにはこれに追加して、“南北戦争後の銃いろいろ”“チャールズ・…

本格西部劇

注文していたDVD『トゥルー・グリット』(2010年/監督:ジョエル&イーサン・コーエン)が届いたので早速観る。西部劇なので映画館で観たかったのですが、近くのシネコンでは上映されず、東日本大震災の後の計画停電などがあって観ることができなか…

殺陣に迫力

録画していた『さむらい飛脚』の第1話と第2話を観る。大友柳太朗が主演した唯一の連続テレビ時代劇で、以前から気になっていた作品です。“さむらい飛脚”というのは、危険な荷物や命を狙われている人を目的地まで届ける稼業ね。親玉・後藤三左衛門(大友柳…

まとめて放送は

録画していた韓国ドラマ『赤と黒』を観る。カミさんが録画していたものを、そばで見ていて、これが結構面白いので一緒に観ています。幼い時に幸福に暮していた養父母から財閥の子として引き離され、DNA鑑定で間違いであることがわかって無情にも雨の中を…

海女のエロチズム

録画していた『人喰海女』(1958年・新東宝/監督:小野田嘉幹)を観る。舞台は房総・白浜で、指名手配中の男の死体が海岸で発見されるんですな。自殺で処理されますが、老刑事(殿山泰司)が不審に思い捜査を続けます。海女のサダ(三原葉子)は漁場を…

昔は好い奴

録画していた『第7の男』の最終回を観る。主人公(今井健二)は社会派コラムニストでテレビのコメンテイターもしています。毎回、ひょんなことから事件に巻きこまれていくんですな。少々殴られてもビクともしないタフな身体をしていて犯罪を解決していきま…

やっと追いついた

再放送の『隠密剣士(第三部:忍法伊賀十忍)』の7話と8話を観る。第7話「伊賀地遁陣」は、霧の遁兵衛が伊賀十忍に捕まり、遁兵衛に変装した忍者が老中警護の伊賀同心に毒を盛ります。秋草新太郎の人情にほだされて裏切った“くノ一”が遁兵衛を助けますが…

忍者ブームの先駆け

50年前の出来事をチェック。『隠密剣士』で1963年に忍者ブームが最盛期となったのですが、その先駆けになったのが、50年前の1961年から連載開始された横山光輝の『伊賀の影丸』と、白土三平の『サスケ』ですね。 『伊賀の影丸』は、週刊「少年サ…

50年前の9月も

台風12号が四国・中国地方を通過して日本海へ。豪雨による浸水や土砂崩れで死者20人・行方不明55人という被害(4日時点)をもたらしました。50年前にも四国から日本海にむけて北上した大型台風がありましたね。死者・行方不明202人をだした台風…

忍者というよりカンフー

録画していた『忍者武芸帖・百々地三太夫』(1980年・東映/監督:鈴木則文)を観る。伊賀攻めをしている秀吉(小池朝雄)の腹臣となった甲賀忍者の不知火将監(千葉真一)の卑劣な策謀によって父と母を殺された百々地三太夫の子・鷹丸(真田広之)は、…

50年前の今日

三船敏郎が黒澤明の『用心棒』で、ベネチア国際映画祭の最優秀男優賞を受賞。『用心棒』は、それまでの東映時代劇に代表される踊るようなチャンバラから、リアルなチャンバラで日本の時代劇を一変させました。『七人の侍』でもそうでしたが、黒澤の時代劇は…

古典も大事

BSプレミアムが『吸血鬼ノスフェラトゥ 恐怖の交響曲』(1922年/監督:F・W・ムルナウ)を放映。映画ファン、それも娯楽映画ファンなら観ておく必要のある作品がありまして、これもその一つです。吸血鬼ドラキュラの最初の映画化で、名前はオルロッ…

9月の番組チェック

9月放映の映画をチェック。観たいと思う未見の作品は、『スプライス』『死刑台のエレベーター(邦画版)』『クラバート闇の魔法学校』『柔道龍虎房』『特攻野郎Aチーム』『80デイズ』『日蓮』です。未見のものはないのですが、今月は西部劇の放映が多い…