2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

プロ野球に感動しなくなった

林新:著の『よみがえる熱球−プロ野球70年』(集英社新書:2005年7月20日第1刷発行)を読了。「川上哲治が初めて観た“巨人軍”」から「落合博満の“情”の行方」まで全11話で綴る70年の感動ノンフィクションです。川上や大下は私も本で読んで知っ…

イタリア人の西部劇ごっこ

録画していたマカロニ西部劇『南から来た用心棒』(1967年/監督:ミケーレ・ルーポ)を観る。凶悪な強盗団ゴルドー(フェルナンド・サンチョ)一味が刑務所を襲い、助けた囚人を手下にするんですが、仲間にならないのが主人公のアリゾナ・コルト(ジュ…

A級西部劇だが

録画していた西部劇『ガン・ファイター』(1961年/監督:ロバート・オルドリッチ)を観る。お尋ね者のカーク・ダグラスが昔の恋人ドロシー・マローンを訪ねてメキシコにやって来るところから物語は始まります。ダグラスに妹の亭主を殺された保安官のロ…

映像アトラクション

録画していた『トランスフォーマー/ダークサイドムーン』(2011年/監督:マイケル・ベイ)を観る。善い金属生命体(オートボット)と悪い金属生命体(ディセプティコン)がシカゴの町をムチャクチャに破壊して戦うだけの映画ね。アポロ11号の月面着…

美女は二人

録画していた天知小五郎の『天使と悪魔の美女』を観る。原作は『白昼夢』となっていますが、『猟奇の果』の要素の方が多いです。ただ、『猟奇の果』は、容貌を自由自在に変える整形手術を完成し、総理大臣や警視総監などの身代わりを作って日本を混乱に落と…

美女は浴室で

録画していた天知小五郎の『鏡地獄の美女』と『天国と地獄の美女』を観る。『鏡地獄の美女』は、『影男』が原作で、美女は金沢碧ね。『魅せられた美女』と同様に原作を再読していない作品で、ドラマも未見だったので楽しめました。海外(香港)ロケしたのは…

アクションだけだが

録画していた『将軍家光の乱心・激突』(1989年・東映/監督:降旗康男)を観る。将軍家光(京本政樹)は老中・阿部重次(松方弘樹)に命じて、容貌・性格が自分に似ていないことから佐倉藩に預けている長男・竹千代を殺そうとするんですな。重次は伊庭…

新作時代劇がなくて

昨夜はBSプレミアムで『陽だまりの樹』の最終回を観る。原作は手塚治虫ね。表面的にストーリーを追っているだけの内容で、おまけに下手ッピーのチャンバラと不細工な着物姿(若手中心のため無い物ねだりなんですが)と気に入らない部分は多いのですが、毎…

何故リメイク?

録画していた『モールス』(2010年/監督:マット・リーブス)を観る。昨日観た『ぼくのエリ200歳の少女』の米リメイク版です。原作者でもあるヨン・アイビデ・リンドクビストの同じ脚本を使っているので、吸血少女(クロエ・グレース・モリッツ)を…

吸血鬼映画だが

録画していた『ぼくのエリ200歳の少女』(2008年/トーマス・アルフレッドソン)を観る。スウェーデン製の幻想ホラー映画です。オスカー少年(カーレ・ヘーデブラント)が母親と住むアパートの隣室にエリという少女(リーナ・レアンデション)が父親…

駄本だった

山内雅夫:著の『聖書の呪い』(光文社:1992年5月30日初版発行)を読了。何が呪いなのか、サッパリわかりませんでした。帯に“大世紀末、いったい何が起こるのか”とあるのですが、何も起こらなかったしね。聖書の中に表されているというヨーロッパ文…

原作あってこそ

録画していた天知小五郎の『大時計の美女』、『桜の国の美女』、『魅せられた美女』を観る。『大時計の美女』は、『幽霊塔』が原作で、美女は結城しのぶね。明智小五郎は原作では登場せず、犯人も原作と変えていました。カラクリだらけの時計塔という設定は…

史実レベルは

昨夜は、韓国時代劇『トンイ』の最終回を観る。その前に90分の“トンイの特番”があって、NHKも民放みたいな番組作りをしていますね。来週は7月から始まる『トンイ』の後番組『王女の男』の“直前特番”だしね。 『トンイ』は第21代王・英祖の実母を主人…

南北戦争関連で

ビデオで西部劇『騎兵隊』(1959年/監督:ジョン・フォード)を観る。インディアン相手の“騎兵隊(Cavairy)”三部作と異なり、南北戦争における北軍騎兵隊(Horse Soldirs)の物語ね。ジョン・ウェイン率いる北軍騎兵隊が南軍の背後…

根暗キャラ?

ビデオで西部劇『大いなる砲火』(1967年/監督:フィル・カールソン)を観る。南北戦争の終末期、北軍に捕まっていた南軍将校ベントリー(ジョージ・ハミルトン)が部下と共に脱走して、北軍将校ウォルコット(グレン・フォード)の部隊が彼らを追うん…

古いテレビ情報誌から

友人からメールがきてベンチャーズがカバーした『ハワイ5−0(ファイブ・オー)』のテーマ曲が収録されたCDやLPを探す。『ハワイ5−0(ファイブ・オー)』は、ハワイ州政府直属の特別捜査班の活躍を描いたサスペンスアクションで、アメリカでは196…

夕陽が沈む時

録画していた西部劇『悪の花園』(1954年/監督:ヘンリー・ハサウェイ)を観る。ゴールドラッシュに沸くカリフォルニアへ向かう船が故障し、3人の男がメキシコの港町に足止めとなり、金鉱の落盤事故で身動きがとれなくなった夫の救出を求める妻の依頼…

日本人悲観論

中山治:著の『無節操な日本人』(ちくま新書:2000年6月20日第1刷発行)を読了。日本人の根底に流れる情緒に強く支配された生き方を情緒原理主義と名づけて日本人論を展開しています。これに対するのは欧米人の行動原理主義ね。この分け方には、私…

浴室で殺されるのは

録画していた天知小五郎の『黒水仙の美女』と『妖精の美女』を観る。『黒水仙の美女』は、『暗黒星』が原作で、美女はジュディ・オングね。復讐と資産争奪を狙う暗黒星は江波杏子です。彼女も黒水仙の香水を使うので美女になるのかな。原作では一家の長男(…

記念すべき第1作

録画していた天知小五郎の『氷柱の美女』と『浴室の美女』を観る。『氷柱の美女』は、天知茂の明智小五郎・美女シリーズは全部で25本あるのですが、その第1作目です。原作は乱歩の『吸血鬼』で、美女は三ツ矢歌子ね。原作にもある最初の毒入りワインによ…

スピルバーグ映画のゴッタ煮

録画していた『SUPER8/スーパーエイト』(2011年/監督:J・J・エイブラムス)を観る。1979年の田舎町を舞台に、8ミリカメラで自主映画を製作している少年たちが、列車事故から逃げ出した怪物にさらわれた少女救出に行くSF冒険映画です…

防衛問題

江畑謙介:著の『軍事力とは何か』(光文社:1994年12月20日初版発行)を読了。著者は、湾岸戦争の時にNHKで解説していた変わった髪形の人ね。20年近く前の本なので、数値資料や兵器資料は古びていますが、考え方は現在でも通用します。“「攻撃…

メキシコアクション

ビデオに録画保存していた『叛逆者の群れ』(1956年/監督:リチャード・フライシャー)を観る。西部劇というより、革命の騒乱が続く1916年のメキシコを舞台にした冒険アクションです。主人公(ロバート・ミッチャム)は銃器を身につけておらず、武…

上出来ではないが

録画していた『奴らを高く吊るせ!』(1968年/監督:テッド・ポスト)を観る。レオーネの“ドル三部作”で世界的スターとなったクリント・イーストウッドが、アメリカに帰って主演した西部劇です。牛泥棒の嫌疑をかけられ、9人の男に吊るし首にされた男…

韓国時代劇が証明

朴泰赫(パク・テヒョク)著の『醜い韓国人』(光文社:1993年4月15日第2刷発行)を読了。副題に“われわれは「日帝支配」を叫びすぎる”とあるように、韓国人の著者が客観的に歴史考察をしています。韓国民は朝鮮王朝時代の庶民の酷い生活を歴史認識…

ニューシネマ西部劇

録画していた『男の出発(たびだち)』(1972年/監督:ディック・リチャーズ)を観る。カウボーイに憧れる16歳の少年(ゲーリー・グライムス)がコックの助手としてキャトルドライブに加わり成長していく物語です。セピア色の記録写真風の映像から始…

好い奴がいない

録画していた劇場未公開の『グレート・ウォリアーズ/欲望の剣』(1985年/監督:ポール・ヴァーホーベン)を観る。ヴァーホーベンらしいバイオレントで変態的な中世騎士道アクションと作品紹介されていましたが、まさにその通りでした。城を陥落させた…

久しぶりにまとめ買い

昨日は、「たまには外で夕食を」ということで、カミさんと大宮まで出かける。カミさんが買物をしている間、私は“ブックオフ”へ。『タイム・スイッチ2号』『聖書の呪い』『よみがえる熱球−プロ野球70年』『無節操な日本人』『軍事力とは何か』『醜い韓国人…

豪華キャストだが

録画していた『人生劇場・飛車角と吉良常』(1968年・東映/監督:内田吐夢)を観る。尾崎士郎の原作『人生劇場・残侠編』の映画化で、63年の『人生劇場・飛車角』より原作に近いものとなっています。吉良常(辰巳柳太郎)が亡き主人・青成瓢太郎(中…

反戦映画

録画していた『人生劇場・新飛車角』(1964年・東映/監督:沢島忠)を観る。尾崎士郎の原作『人生劇場・望郷編』を背景に、笠原和夫がオリジナルキャラを創出したものです。前作で飛車角は死んでいますからね。戦争中の浅草から始まって、任侠道に生き…