2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

オリンピック中継の合間に

古いキネマ旬報(1961年5月下旬号)をながめる。表紙はナンシー・ウォルターズ。映画デビューの前は、『サンセット77』など十数本のTV番組にゲスト出演したとありますが、知らない女優です。中身は、“「用心棒」と黒沢時代劇”などの記事にサッと目…

不可解

古いキネマ旬報(1961年5月上旬号)をながめる。表紙はシャーリー・アン・フィールド。知らない女優です。『血を吸うカメラ』(1960年/監督:マイケル・パウエル)は観ているんですが、どこに出ていたのか記憶にありません。 本号では『荒野の七人…

予算の関係か

古いキネマ旬報(1961年3月上旬号)をながめる。表紙はジーナ・ロロブリジダのイラスト。1961年新年特別号はブリジッド・バルドー、1961年2月特別号はシャーリー・マクレーンのイラストを表紙に使っており、大スターの写真使用は高かったため…

オリンピック開幕だが

古いキネマ旬報(1961年2月特別号)をながめる。1960年度のベストテンと内外映画総決算が特集されています。洋画のベストテンは、1位:『独裁者』、2位:『甘い生活』、3位:『太陽がいっぱい』、4位:『ロベレ将軍』、5位:『大人は判ってく…

またまた本日も

古いキネマ旬報(1961年新年特別号)をながめる。新年号とあって、“1961年日本映画の課題”とか“20世紀後半の映画”とか展望記事が特集されています。だけど、私が一番興味をひいたのは日本映画スチル・コンテストね。55枚の対象スチール写真の中…

本日もまた

古いキネマ旬報(1960年12月上旬号)をながめる。画像は、ジル・セント・ジョンです。『失われた世界』で注目されるようになりました。アクション映画の出演が多くて、テレビ放映でもリアルタイムでも彼女が出ている映画は結構観ています。一番有名な…

昨日に続いて

古いキネマ旬報(1960年9月上旬号)をながめる。画像は、ルアナ・パットンです。製作中の『蒼い渚』の紹介があり、ジーナ・ロロブリジダと共演ということで掲載ね。映画では見ていませんが、『拳銃無宿』『ローハイド』『ボナンザ』など数多くのテレビ…

古い映画雑誌

押入れに放り込んでいる古いキネマ旬報をながめる。古本屋の店頭に置かれていた100円本なんですが、1960年代の物が結構あったんですよ。でもって、画像は、1960年4月下旬号。表紙はジュリエット・プラウズです。本誌に『カンカン』の紹介があり…

欠陥リメイク

録画していた『次郎長三国志・殴り込み甲州路』(1965年・東映/監督:マキノ雅弘)を観る。猿屋の勘助(天津敏)に捕まった投げ節お仲(安城百合子)を救出するために甲州に向かった次郎長一家の援軍に江尻の大熊(山本麟一)がお蝶(佐久間良子)を伴…

理由はわからないが

録画していた『次郎長三国志・第三部』(1964年・東映/監督:マキノ雅弘)を観る。清水港に帰ってきた次郎長(鶴田浩二)一家に石松(長門裕之)と追分三五郎(品川隆二)が、行き倒れの力士・八尾ヶ岳久六(遠藤辰雄)一行を連れてきます。彼らを助け…

早くても水準以上

録画していた『続・次郎長三国志』(1963年・東映/監督:マキノ雅弘)を観る。裸で旅立った次郎長(鶴田浩二)たちは、仙右衛門(津川雅彦)とおきね(御影京子)の結婚を父親(進藤英太郎)に許してもらい、着物の手当てもしてもらいます。仙右衛門に…

数限りなくあるけど

録画していた『次郎長三国志(第一部)』(1963年・東映/監督:マキノ雅弘)を観る。マキノ監督が1952年〜54年に東宝で作った傑作シリーズ(全9部)のリメイクです。桶屋の鬼吉(山城新伍)、関東綱五郎(松方弘樹)、大政(大木実)を子分にし…

見逃せない海外ドラマ

CATVでは、『V』のシーズン2が始まり、WOWOWでは『トーチウッド』のシーズン4が始まった。そして、BSプレミアムでは『SHERLOCK(シャーロック)』のシーズン2が始まります。それに先駆けて昨年8月に放送されたシーズン1の再放送が…

ついでに

録画保存していた西部劇『続・明日に向かって撃て!』(1976年/監督:リー・フィリップス)を観る。キャサリン・ロスがエッタ役で主演したTVムービーです。ブッチとサンダンスの二人と別れてアメリカに戻ったエッタは、昔の仲間のデーブ(マイケル・…

後日談の次は前日談

ビデオで西部劇『新・明日に向かって撃て!』(1977年/監督:リチャード・レスター)を観る。ブッチ・キャシディがサンダンス・キッドと知りあい、二人が一流の強盗になるまでを描いた『明日に向かって撃て!』の前日談です。 服役中だったブッチ(トム…

名作西部劇の後日談

昨日は西部劇研究会で『ブラックソーン』(2011年/監督:マテオ・ギル)を観る。ボリビアで死んだとされる『明日に向かって撃て!』のブッチ・キャシディが、実は死んでおらず、ジェームズ・ブラックソーン(サム・シェパード)と名を変えてボリビアで…

最後の集団時代劇

録画していた『十一人の侍』(1967年・東映/監督:工藤栄一)を観る。将軍の弟にあたる暴虐な館林藩主・斉厚(菅貫太郎)に忍藩主が殺されるんですな。忍藩の家老・榊原帯刀(南原宏治)が幕府に訴えますが、老中・水野越前(佐藤慶)は忍藩主に非があ…

替え歌も流行

本日の朝日朝刊別刷りbeの“beランキング”は、永遠のグループサウンズ。1位は誰でも納得の“ザ・タイガース”でした。2位の“ジャッキー吉川とブルー・コメッツ”も順当ね。私はタイガースよりブルコメ派でしたけどね。4位の“ザ・フォーク・クルセダーズ”…

愛すべきブルドック親父

座頭市に何回殺されたかわからない遠藤太津朗(85歳)さんも先日亡くなっていたんですね。いつから太津朗になったのか憶えていないのですが、私としては太津朗よりも辰雄の方がピンときます。悪役としてテレビや映画にデビューしたものとばかり思っていた…

追悼ということで

先日アーネスト・ボーグナインが亡くなったので、彼の西部劇初出演作品『大砂塵』(1954年/監督:ニコラス・レイ)を再見。砂嵐が吹き荒れるアリゾナの谷間の町にジョニー・ギター(スターリング・ヘイドン)がやってきます。ジョニーが訪れたのは、ヴ…

続く時は……

山田五十鈴さんが亡くなる。95歳でした。昨日のアーネスト・ボーグナインさんとは正反対の日本の美人女優ね。戦後は演技派になりましたが、戦前は本当に美麗でした。その美しさは現在では見かけることのないタイプ(日本人形型純和式美人)だったので映画…

愛すべきゴリラ男

スクリーン上で強烈な印象を残し続けたアーネスト・ボーグナイン(95歳)さんが亡くなる。一度見たら忘れられない顔で、存在感のある役者さんでした。私が一番好きな作品は『北国の帝王』(1972年/監督:ロバート・アルドリッチ)ね。無賃乗車の浮浪…

金剛が黒幕

録画していた『隠密剣士(第十部:変幻(あやかし)忍法帖)』の1話〜4話を観る。最終シリーズとあって、色々な流派の忍者が秋草新太郎(大瀬康一)に挑んできます。第1話「白山流錣甚五左」は催眠術を使う忍者で、霧の遁兵衛(牧冬吉)に催眠術をかけて…

1日中、ゲーム

PS3で、『ドラゴンエイジ:オリジンズ』をプレイ。手探り状態から、かなり慣れてきました。 「グレイ・ウォーデンの洗礼の儀式でダベスとジョリーは死んでしまうが、ジャンゴは生き延びて正式にウォーデンの一員となる。ダークスポーンの軍団がオスタガー…

細かい演出

録画していた西部劇『昼下りの決斗』(1962年/監督:サム・ペキンパー)を観る。かつての名保安官スティーブ(ジョエル・マクリー)が、昔の相棒だったギル(ランドルフ・スコット)と若造のヘック(ロン・スター)を助手にしてシェラ山中の鉱山から採…

ゲーム開始する前に

録画していた『隠密剣士(第九部:傀儡忍法帖)』の第9話「十六夜忍法」と最終回「傀儡まんじ」を観る。抜荷の仕事をさせられていた隠れ切支丹を救出した秋草新太郎は、十六夜闇蔵(山岡徹也)の罠にはまりそうになりますが、甲賀の金剛(天津敏)が新太郎…

あやつり忍法

録画していた『隠密剣士(第九部:傀儡忍法帖)』の5話〜8話を観る。 秋草新太郎(大瀬康一)に復讐しようとする金剛(天津敏)は、傀儡忍者に手をひかせるために頭領の幻心(大竹タモツ)に会いますが物別れとなり、第5話「忍法合戦」となります。第6話…

見せ場はラストだけ

録画していたマカロニ西部劇『続・荒野の1ドル銀貨』(1966年/監督:デュチオ・テッサリ)を観る。南北戦争が終わり故郷の町に主人公(ジュリアーノ・ジェンマ)が帰ってくるのですが、町はメキシコ人の無法者に支配され、主人公の屋敷もボスのエステ…

再開したので

録画していた『隠密剣士(第九部:傀儡忍法帖)』の1話〜4話を観る。第八部が終わった後、5〜6月と放送がなかったので打ち切りかと思いきや、1日から毎日2話ずつの放送再開となりました。 でもって、“傀儡忍法帖”ですが、抜荷の品が出回り、松平定信(…

残り2本だが

録画していた天知小五郎の『禁断の実の美女』と『炎の中の美女』を観る。『禁断の実の美女』は、『人間椅子』が原作で、美女は萬田久子ね。原作のプロットを上手く使って復讐ドラマに仕立てています。怪奇性は薄いですが、出来は悪くないです。 『炎の中の美…