コングの恋人

nostalji2007-11-01

録画していた『キング・コング(特別編)』(2005年/監督:ピーター・ジャクソン)を観る。『キング・コング』の三度目のリメイクです。前二作(1933年版と76年版)の長所を取り入れていますが、201分というのは長すぎますよ。島に着くまでが時間のかけ過ぎです。公開版より13分長い特別版なので、そう感じたのですかね。33年版の長所は、エンパイアステートビルの頂上に立ったコングの巨大感が出ていて、真にキングだったのですが、76年版では昇ったのが貿易センタービルで、高層ビルが乱立していてコングが小さく見える欠点がありました。76年版の長所は、ヒロインとコングの心の交流が33年版より深く描かれていたことでしたね。コングの顔の表情や動きなどを見ると、特撮技術の進歩により、今回の作品ではその両方が表現できていたと思いますよ。だけど特撮技術の進歩は、それだけが暴走して逆にリアル感を薄めるきらいがあります。島(骸骨島)でのアクションは、やり過ぎですね。人間の身体はそんなに頑丈ではありませ〜ん。
画像は、ナオミ・ワッツ。悲鳴をあげるだけのフェイ・レイ、色気ムンムンのジェシカ・ラングに対してナオミ・ワッツが一番知的です。HP:放出美級迷画座の「リメイク映画」に追加アップ⇒http://www2u.biglobe.ne.jp/~kazu60/zanmai10/remake4.htm
コングといえば、“ドンキーコング”で楽しんだファミコンの修理を任天堂が打切ったとのこと。最近は月に数件の申し込みしかなく、部品の調達が難しくなった為らしいですが、未だに修理して遊んでいる人がいたというのは驚きですね。PS1で遊んでいる私なんか、時代遅れじゃないや。