未見のものだから

nostalji2016-08-27

帰省の留守中に友人から届いた西部劇DVD『アリゾナの襲撃』(1952年/監督:レイ・エンライト)を観る。インディアンを率いて牧場を襲う謎の黒覆面を追うミステリータッチの西部劇です。
インディアンを操って牧場を襲う謎の黒覆面サイドワインダーに家を焼かれて牛を奪われたテックス(スターリング・ヘイドン)は復讐を決意します。町へやって来たテックスはサイドワインダーを追う騎兵大尉のブレイン(フォレスト・タッカー)とどちらが先に捕まえるか賭けをし、友情が芽生えるのね。テックスは手がかりを求めてフォートサヴェッジの町に行く途中で酒場女カロライナ(アーリーン・ウィラン)の一味に襲われているノラ(バーバラ・ラッシュ)という女性を救います。ノラはフォートサヴェッジの顔役ラッキー(ヴィクター・ジョリー)の婚約者だったことからラッキーは謝礼にライフルをテックスに贈りますが、そのライフルがサイドワインダーに盗まれた物だとわかり……
悪党が勝手に尻尾を出していくものだからミステリーとしての面白さはありません。ラッキーとカロライナの関係が今イチ解らなかったりして内容的に不満なところはありますが、断崖に築かれたインディアンのアジトなど映像的に面白いところもあり、西部劇監督のエンライトらしくアクションシーンもそつなくまとめています。B級監督によるB級西部劇で〜す。