週末はA級映画

nostalji2019-01-12

録画していた『ブラックパンサー』(2018年/監督:ライアン・クーグラー)を観る。マーベルの人気キャラであるブラックパンサーを主人公にしたヒーローアクションです。
アフリカの秘境にあるワカンダ国はパワーを秘めた希少鉱石ヴィブラニウムによって超文明を築いています。国王が死に、王位を継ぎいだ息子のティ・チャラ(チャドウィック・ボーズ)は、国の守護者であるブラックパンサーに即位。大英博物館からヴィブラニウム製の斧が武器商人のクロウ(アンディ・サーキス)に盗まれます。ティ・チャラは世界中に派遣しているスパイからこのことを知らされ、天才科学者の妹シュリ(レティーシャ・ライト)が改良したブラックパンサー・スーツをまとい、親衛隊長のオコエダナイ・グリラ)と恋人ナキア(ルピタ・ニョンゴ)を連れ、武器取引現場へ。クロウの取引相手が囮捜査をしていたCIAのロス(マーティン・フリーマン)だったことから、クロウは現場から逃亡。しかし、クロウはワカンダの秘密を知る元アメリカの秘密工作員キルモンガー(マイケル・B・ジョーダン)に殺され、キルモンガーは恐るべき野望を秘めてワガンダに乗り込みます。キルモンガーは国王だった父が秘密にしていたティ・チャラの従兄弟だったのね。ティ・チャラはキルモンガーと闘って断崖から落ち……
黒人中心のブラックスプロイテーション映画といえます。探偵アクションの『黒いジャガー』、西部劇の『黒豹のバラード』なんて作品がありましたが、今度は『ブラックパンサー』ね。黒いライオンや虎はいないので、どうしても豹になるんでしょうな。1960年代までは黒人映画にしてもアメコミヒーローにしてもB級映画でしたが、70年以降メジャーになりました。
でもって内容は、御家騒動。強力な武器で白人が支配してきた世界を破壊して、黒人が支配する世界を作るというキルモンガーの野望はごく当たり前のことで、ヴィブラニウムを世界平和のために使うというティ・チャラは綺麗ごとすぎ。白人が喜ぶ黒人ヒーローで〜す。