博徒ざむらい

nostalji2006-05-13

録画していた『博徒ざむらい』(1964年・大映/監督:森一生)を観る。幕末に実在したヤクザ・祐天仙之助(市川雷蔵)を主人公にした時代劇です。祐天仙之助は、清河八郎芦田伸介)の浪士隊(新徴組)に弟分の佐太郎(本郷功次郎)たちと入隊し、五番組小頭として上洛しています。その時、同じように上洛したのが近藤勇芹沢鴨ね。清河八郎の計画がバレて、浪士隊が即刻江戸に戻されたのは新選組に興味を持っている人なら周知の事実。浪士隊にヤクザ時代に殺した浪人の遺児・大村達尾(伊藤孝雄)がいて、板橋に遊びに出かけたところを、大村に斬殺されます。映画では返り討ちにして、仙之助は死なずにエンドになっていましたけどね。史実では大村がどうなったかというと、佐太郎に討たれているんですよ。映画の中では、悪役人(植村謙二郎)を殺し、逃げるところを追手の役人に射殺されていますが、史実は明治の中頃まで生きていました。山岡鉄舟の世話になったこともあるので、佐太郎主人公の物語にした方がよかったかもね。
“母の日”ということで、長男が予約していた若乃花の店“Chanko Dining 若”で食事。この前食べた塩味のチャンコが気に入ったらしく、カミさんが「もう一度食べたい」と言っていたのを憶えていたようです。今回は味噌チャンコにして締めはラーメンにしたのですが、前回の塩チャンコに雑炊の方が美味しかったで〜す。次男からは服を贈ってきましたが、サイズが違っていました。ファッションは、大は小を兼ねないんだよォ。