本日も長谷川一夫の時代劇

nostalji2007-01-23

録画していた長谷川一夫主演の『御存知東男』と、『月形半平太』を観る。
『御存知東男』(1939年・東宝/監督:滝沢英輔)は、松平帯刀(鳥羽陽之助)がお市(霧立のぼる)に横恋慕し、お市のために貧乏旗本が一肌脱ぐという此村大吉映画。ただ、この作品では此村大吉(岡譲二)が主人公でなく、座光寺源三郎(長谷川一夫)なんですよ。座光寺源三郎って、美男キャラだったかなァ。
月形半平太』(1956年・大映/監督:衣笠貞之助)は、記念作品でもないのに、何故か大映オールスター時代劇。この映画を見ていると、半平太は坂本龍馬的人物になっていて、突出した存在で、長谷川一夫大映スターの頂点にいることがわかります。衣笠貞之助の演出も、長谷川一夫をいかにカッコよく撮るかに費やされていますね。原作は新国劇で、遊興の巷を徘徊していても心は憂国の信念を持ち、過激行動にたよらず改革を志すが、仲間からは裏切り者として誤解され、死んでいく姿は、戦前の知識人の共感をよんだようですが、この作品を観る限りでは、死ぬ必然性はないですねェ。画像は、長谷川一夫中村玉緒(メチャ可愛いです。現在だったら、完全にアイドルスターになっていたでしょう)
HP:チャンバラワールドの「長谷川一夫のチャンバラ映画」にアップ⇒http://www.asahi-net.or.jp/~uy7k-ymst/hhei1/hkch2.htm
三国志Ⅹ』は、蜀に奪われた江夏攻略を提言して成功し、やっと江夏の太守となる。配下の武将は、韓当牛金・沙摩可・虞翻麋芳の5人です。度重なる戦禍で人口は少なく、都市運営は楽じゃありません。魏延諸葛亮の攻撃を退け、弓兵2部隊を弩兵にアップ。大都市にして、弩兵を元戎弩兵にすれば、都市攻撃に打って出るのですが……