ビデオで『ビリー・ザ・キッド ２１才の生涯（特別版）』（１９７３年／監督：サム・ペキンパー）を観る。リンカン郡の戦いが終り、家畜泥棒をしているビリーと、それを捕えようとするパットの戦いを描いた作品です。劇場で観た時は、ペキンパーの作品にしては凡作だと思ったのですが、特別版で観ると水準以上の出来ですよ。特別版は劇場版より１５分長いだけでなく、それに伴って編集に大きな違いがあります。劇場版と違って、『パット・ギャレットとビリー・ザ・キッド』の原題通りパットに大きな比重をかけることにより、力の正義が失われていく西部の黄昏を見事に描いています。劇場で観た時は、ビリーの生涯を２時間程度で描くのは困難なので、パットとビリーの戦いに絞ったものと思ったのですが、この作品はパットの死のシ−ンから始まり、パットの死のシ−ンで終わるパット・ギャレットの映画なんですね。パットが射殺されるオープニング・シーンの素晴しいこと。それだけで、完全に別の映画といっても過言ではありませ〜ん。画像は特別版のビデオジャケット。
『三国志Ⅹ』は、楚を制圧。江陵→襄陽→上庸と攻略した後、本隊の他に司馬師・訒忠・傳僉・田豫の軍勢を率いて楚で戦役を起こして、武陵→長沙→零陵→桂陽と一挙に攻略しました。
