温故知新でなく温故知旧

nostalji2007-04-19

録画していた『弥次喜多道中』(1956年・大映/監督:斎藤寅次郎)を観る。ナンセンスというより低次元のギャグでアホらしくなります。タイトルで作品内容とは全然関係ない島倉千代子の歌(「りんどう峠」か?)を使ったりして、思いつきだけで演出している感じです。映画の題名を羅列するギャグも、当時なら受けたのでしょうけどね。斎藤寅次郎は喜劇の巨匠として邦画史に名を残していますが、戦後の作品には見るべきものがないですね。何かで読んだのですが、ピークは無声映画時代だったようです。古い作品でも、ハッとするような発想や演出があれば、トホホ作品でも満足できるのですけどねェ。画像は、市川雷蔵(弥次さん)と林成年(喜多さん)
HP:チャンバラワールドの「弥次喜多映画」に追加アップ⇒http://www.asahi-net.or.jp/~uy7k-ymst/chzak06/yajikita.htm
某BBSでマキノ映画『学生三代記』の一部が発見され、私の母校(大学)で復元作業が行なわれ公開できるようになったことを知る。東京フィルムセンターに母校がマキノ映画研究プロジェクトを立ち上げていたとは誇りに思います。でもって、HP:チャンバラワールドに「発掘されたフィルム」を過去の日記から移設アップ⇒http://www.asahi-net.or.jp/~uy7k-ymst/chzak07/rosia2.htm