よくある事

nostalji2007-04-23

録画していた『まぼろし鷹』(1959年・新東宝/監督:山田達男)を観る。悪家老が世継問題を利用して尾張家の実権を握ろうとするのですが、狂人を装った若殿に悪事の証拠を掴まれてメデタシ、メデタシという物語です。悪家老の陰謀というのが、かなり無理があります。世継の長男と主席家老を、配下の忍者を使って殺し、後継者の次男に自分の娘を嫁がせて実権を握ろうというものですからね。別に狂人を装わなくても、家来に命じて注意深く家老を見張っていればボロを出しますよ。殿様は狂人の長男を世継にすべきか迷って決断したのが忍者一族による決闘。これって、山田風太郎の『甲賀忍法帖』のパクリじゃありませんか。話はテンコ盛りで、チャンバラもたっぷりあるのですが中身は薄いです。見せかけだけの新東宝らしい時代劇で〜す。
HP:チャンバラワールドの「新東宝の時代劇」に追加アップ⇒http://www.asahi-net.or.jp/~uy7k-ymst/chzak08/sth081.htm
先日購入した逢河信彦:著の『雑学・懐かしのマンガおもしろ意外史』(二見文庫:1992年2月25日初版発行)をパラパラめくって拾い読み。内容にどこか記憶があると思ったら、以前、同じ本を買っていました。読了した後、知っていることばかりだったので資料として残しておく必要もないと考え、“ブックオフ”へ処分したんですよ。再び、“ブックオフ”行きだァ。