当時の子供の気持ち?

nostalji2007-07-22

昭和こども新聞編集委員会:編著の『よみがえる昭和こども新聞』(日本文芸社:2007年7月5日発行)を読了。終戦の年から昭和37年までを新聞形式で懐古するMOOK本です。当時の子供の気持ちになって記事作成していますが、執筆者がその時代より後の世代なので、おかしな箇所が多々見受けられます。昭和29年以降は、記憶が結構はっきりしているものでね。例えば、“笛吹童子”の記事に、「毎週見に行く映画代を捻出するのに苦労した子どもも多かったと聞く」とありますが、当時の大半の子供は父兄同伴で映画を観に行ったものです。親にねだるのに苦労したんですよ。“笛吹童子”は2本立ての添物SPとして作られており、メインの作品に親が興味を持たないと連れて行ってもらえないものでね。“第1部どくろの旗”は、片岡千恵蔵の “金田一耕介シリーズ”(『悪魔が来りて笛を吹く』)との併映じゃなかったかなァ。親父はこの手の映画が好きだったもので観ることができたのですが、とにかく怖かったという記憶が残っています。でもって、第2部と第3部は続けて観ておらず、夏に総集編として再公開されたときに第1部と合わせて観ました。親父はチャンバラ好きだったので、喜んで見ていましたねェ。他にも脱脂粉乳の記載がなかったり、記述にも誤りがあったりしますが、全体的には満足できま〜す。
日曜洋画劇場で『PROMISE』(2005年/監督:チェン・カイコー)を観る。運命の女神に翻弄される女(セシリア・チャン)と男(真田広之チャン・ドンゴンニコラス・ツェー)の愛を描いた時代ファンタジーです。マンガ的映像には苦笑させられました。もっと、ハードなアクションを期待していたんですけどねェ。