そろそろ西部劇

nostalji2007-09-12

録画していた『赤い矢』(1957年/監督:サミュエル・フラー)を観る。北軍を憎悪する元南軍兵(ロッド・スタイガー)がスー族の娘(サリタ・モンテール)と結婚し、インディアンの一員になろうとする物語で、サミュエル・フラーらしい辛口の西部劇です。アメリカにおける南北問題、白人とインディアンという人種問題など、いろいろ考えさせられます。だけど、それよりもスタンダードサイズのスクリーンに映し出される構図に感心しましたね。シネスコの横拡がりの画面では表現できない立体的な構図が素晴しいんですよ。ロングショットによる空間的拡がりが画面いっぱいに展開され、西部劇の迫力に充ちています。ラストのチャールズ・ブロンソン酋長に率いられたスー族の大集団が砦建設中の騎兵隊を襲うシーンは、数ある西部劇のインディアン襲撃シーンの中でも上出来なものだと思いま〜す。
画像は、インディアン娘役のサリタ・モンテール。スペイン出身の女優で、フラメンコの名手。スペインでは音楽映画中心でしたが、ハリウッドでは踊りを見せる作品はありませんでしたね。後年、監督のアンソニー・マンと結婚。画像は映画パンフなのですが、内容とは関係ないポートレイト写真を使っています。昔のパンフには、この手のものがたくさんあるけど、何故だろう……?
注文していた西部劇DVDの『アリゾナ』、『コルドラへの道』、『去り行く男』、『バンジョーハケット』、『シャロン砦』、『テキサスの旋風』が届く。明日から当分の間、西部劇で〜す。
PSで『信長の野望烈風伝』をプレイ。1588年が終了した時点で、伊達は久留里城を攻略して里見家を滅ぼし、関東管領を自称しました。島津は十河城を巡って相変わらず織田軍と抗争中。織田信長が病死し、信忠が相続しました。
安倍総理が辞任。何もかもうまくいかなくて投了した感じですね。修羅場の経験がない坊ちゃま総理らしい引き際といえます。