心理重視の西部劇

nostalji2007-09-15

西部劇DVDの『去り行く男』(1956年/監督:デルマー・デイヴィス)を観る。デルマー・デイヴィスらしい心理描写に重点をおいた西部劇です。粗野で容姿の悪い牧場主(アーネスト・ボーグナイン)が、妻(ヴァレリー・フレンチ)が不貞しているという性悪な部下(ロッド・スタイガー)の作り話を信じて主人公(グレン・フォード)を殺そうとするんですが、シェークスピアの『オセロ』が元ネタになっていますね。登場人物のそれぞれが精神的負い目をもっていて、それが心理的葛藤となって物語が展開します。射ち合いのシーンは殆どないのですが、丸腰のグレン・フォードチャールズ・ブロンソンから拳銃を投げてもらって相手を倒すガンプレイは颯爽としています。このガンプレイはこの映画が最初らしく、以後、色々なところで使われていますね。日活『大草原の渡り鳥』のアキラとジョー、マカロニ『怒りの荒野』のジェンマとクリーフが印象に残っています。
PSで『信長の野望烈風伝』をプレイ。大兵力で駿府城浜松城岡崎城清洲城岐阜城小谷城と一気に攻略したら、後は同じパターンでの繰り返しなので、ゲームを終了しました。