巨匠、死去

nostalji2008-02-14

昨夜は飲んで帰って遅くなったので、朝イチで日記をアップ。でもって、『捨てうり勘兵衛』を、HP:チャンバラワールドの「大友柳太朗の部屋」にアップ⇒http://www.asahi-net.or.jp/~uy7k-ymst/orm5/orm56.htm
市川崑監督が昨日亡くなる。享年92歳。ジャンルを問わない名監督でしたね。芸術映画には縁のない私でも、市川監督の時代劇は殆ど観ているんじゃないかなァ。その実験性あふれる演出には、いつもハッとさせられました。長谷川一夫の300本記念映画『雪之丞変化』(1963年・大映)などは、普通であればオールスターによるお祭り映画になるのですが、多彩な色調による映像表現は鈴木清順の先を行くものでしたよ。捕物名人になる前の青年・銭形平次をコミカルに描いた『青春銭形平次』(1953年・東宝)や、紙芝居的アニメの『新選組』(1999年・フジテレビ)も楽しい作品でしたねェ。
画像は、『女王蜂』の挿入歌「愛の女王蜂」のレコードジャケット。市川監督の“金田一耕介”シリーズは、『犬神家の一族』、『悪魔の手鞠歌』、『獄門島』、『女王蜂』、『病院坂の首縊りの家』、『八つ墓村』(金田一石坂浩二でなく豊川悦司)、『犬神家の一族』(リメイク)とあるのですが、『女王蜂』が一番印象薄い気がします。