七支刀

nostalji2008-04-04

録画していた『薯童謡(ソドンヨ)』をまとめて観る。初回の時は気づかなかったのですが、タイトル画面で主人公が手にしているのは七支刀ですね。七支刀とは75センチ弱の刀身の両側から枝が3本ずつ出ている変形刀です。実戦用でなく祭事に使用されていたようです。日本でも奈良の石上神宮に御神宝として保存されています。この刀の表と裏に象嵌した文字が書かれており、一部解読不可のところがあるのですが、日本書記との記述の関連から、370年頃に百済の王あるいは太子から倭王に贈られたものであることがわかります。高句麗との戦争で、同盟関係にあった倭国の出兵により勝利したことに対する記念の刀と云われていますね。
ところで『薯童謡(ソドンヨ)』ですが、ソドンは青年に成長し、時代は596年となりました。日本は聖徳太子の時代で、セリフの中にも聖徳太子の名が出てきましたよ。