続いてアキラ映画

nostalji2008-06-24

録画していた『地獄の破門状』(1969年・日活/監督:舛田利雄)を観る。大正末期の浅草を舞台にした任侠アクションでアキラを中心においたスター映画です。自主興行しようして地元のヤクザ(深江章喜)から因縁をつけられた芝居小屋の息子で新内語りのアキラがヤクザと対決します。芸人の安全のため父親(小杉勇)が隣町の大親分(水島道太郎)に仲裁してもらうのですが、アキラは水銀で喉を潰され、所払いとなるんですな。アキラと別れる恋人が浅丘ルリ子、ルリ子を守って相談相手となっているうちに恋仲になり、友情との板ばさみに苦しむ心根真直ぐなヤクザが高橋英樹深江章喜をつけ狙う直情径行なルリ子の弟が渡哲也、弟の仇としてアキラの命を狙うが憎めない男が宍戸錠と、スターのキャラにあわせたキャスティングになっていますね。だけど、アキラが旅に出るまでの前半部分と、アキラが死んだ父親の線香を上げるために帰ってきた後半部分はアキラのワンマンショーで〜す。ちなみに、ルリ子との日活での共演は、これが最後となりました。