正月と喫茶店

nostalji2008-11-15

西岸良平:著の『三丁目の夕日』(小学館)の、“年末年始”と“雪ダルマ”を読了。
“年末年始” (2006年12月29日第2刷発行)は、年末年始に関連した12話が収録されています。町田忍のコラムは“正月の遊び”ね。昭和30年代は正月といえば特別なもので、遊びも正月にふさわしいもので楽しんでいました。男の子だったら、独楽回しに凧揚げね。女の子なら羽根つきと決まっていましたね。家では、双六、カルタ、福笑い、かな。高尚な家庭では百人一首とかね。世の中は皆お休みで、家族が揃って、ゆったり時を過したものです。便宜性を求めた結果、正月の風情を失い、昨日の続きでしかない日となりましたねェ。
“雪ダルマ” (2006年2月24日第2刷発行)は、雪や冬に関連した13話が収録されています。町田忍のコラムは“喫茶店”でテーマとは関係ありません。私が喫茶店に行ったのは大学に入ってからです。私の親は喫茶店に立ち寄るということをしなかったものですから。高校時代は、第3話の六さんじゃないですが、不良がくるとこだと思っていたんですよ。学生時代はコーヒーの味を楽しむというより、待ち合わせや時間つぶしに喫茶店を利用しました。こんな客が多いから、安価な外資系のコーヒー・チェーンが増えてくるんでしょうね。