映画化しても

nostalji2008-11-25

ロバート・B・パーカー:著(山本博:訳)の『レゾリューションの対決』(早川書房:2008年10月25日初版発行)を読了。コールとヒッチのガンマン・コンビが活躍する西部小説です。『アパルーサの決闘』の続編ね。レゾリューションの町にやってきたヒッチは鉱山のボスと対立する酒場のボスに雇われるんですな。町の支配を巡って二組は対立しており、互いに人手を集めています。コールも町にやってきてヒッチと合流し、酒場のボスの勝利となります。しかし、入植者に味方するコールとヒッチが邪魔になった酒場のボスは退役将校が率いる20人の無法者を雇います。鉱山のボスに雇われていた二人のプロガンマンがコールとヒッチの味方として加わり、4対20の対決となり……
西部の風景や習慣といった叙情性を省いたアクション西部劇です。伝統的西部劇よりもマカロニウエスタンに近いノリですね。前作『アパルーサの決闘』はエド・ハリス監督・主演(エド・ハリスがコールでヴィゴ・モーテンセンがヒッチ)で映画化されていますが、日本公開の予定はないようです。アメリカでは話題となったラッセル・クロウが主演した『決断の3時10分』も日本では未公開だし、配給会社にとって西部劇は鬼門なのかなァ。