内容的にはどちらもメルヘン

nostalji2008-12-02

西岸良平:著の『三丁目の夕日』(小学館)の、“犬の思い出”と“三丁目メルヘン”を読了。
“犬の思い出” (2003年6月13日第2刷発行)は、お伽話的なものも含めて犬に関連した13話が収録されています。昔は室内犬などはおらず、犬は外で飼うものでしたね。犬を飼ったら、まず犬小屋作りでした。町田忍のコラムはテーマと関係なく“メンコの遊び方”です。そういえば、机の上でメンコを滑らせる「すべり」という遊びもしていましたね。机の縁にメンコを少し出して置き、手の平でメンコをたたいて机の上をすべらせて相手より遠くまで行った方が勝ち。だけど強くたたきすぎて机から落ちたらドボンで負けね。単純だけど、プレッシャーがかかったりして、意外と奥の深い遊びでしたねェ。
“三丁目メルヘン” (2004年11月26日第2刷発行)は、タヌキや未来人、幽霊に悪魔といった非現実的世界をテーマにした11話が収録されています。町田忍のコラムは“人形”ね。女の子たちがママゴト遊びに使う人形は縁がありませんが、現在も使われている店頭人形(ポップドール)は愛着がありますね。なかでも製薬会社「興和」のケロちゃんは、“お前、ヘソねじゃないか”のCMで有名になり、マジックでヘソを書くイタズラが流行ったことがありましたねェ。