テレビ欄に工夫を

nostalji2009-02-12

テレ玉で『必殺渡し人』を観る。新聞のテレビ番組欄が3面に分かれているので見づらくて仕方ありません。テレ玉なんてラジオ欄の横ですからね。『必殺渡し人』を放送していることを今日気づきましたよ。気づいた時は最終回。テレビ番組関係をまとめて35・36面にしてくれたら、ビリッと破いて裏表で見ることができるのにね。
でもって、『必殺渡し人』ですが、必殺仕事人『Ⅲ』と『Ⅳ』の間のワンクール作品ですが、妙に印象に残っています。リアルタイムで観たのは3〜4本なのにね。当時のヒット曲「矢切の渡し」からの題名いただきや、フルムーンCMからのシーンいただきのインパクトが強かったからでしょう。殺し屋は女性蘭方医高峰三枝子がリーダー(水晶の指輪で喉を切り裂くカマイタチ殺法)で、中村雅俊の鏡砥ぎ職人(手鏡に仕込んだ針で首を刺す)、渡辺篤史の人足(怪力で腸を捻りつぶす腸捻転殺法)がメンバーです。高峰三枝子の助手で渡辺篤史の女房の西崎みどりと、裏稼業を知らない中村雅俊の女房の藤山直美がレギュラー出演していました。殺し技は過去にも似たようなものがあって(針はシリーズ定番、三味線の撥で喉を切り裂く、レントゲン映像など)珍しくないのですが、メンバー全員が同じ長屋に住んでいて家族同様な関係というのが他の作品にない魅力でしたね。画像は『必殺渡し人』の主題歌「瞬間の愛」のレコードジャケット。
オンタイムで、『レッド・ウォーター サメ地獄』(2003年/監督:チャールズ・ロバート・カーナー)を観る。テレビ東京木曜洋画劇場ね。リゾート地の湖にサメ(淡水でも活動できるブルー・シャークとのこと)が現れて人を襲うんですな。その湖の上流では石油掘削工事が行なわれていて、そこに大金を川に隠したギャング団が現れ、賑やかにアクションが展開していきます。サメだけでは時間がもたないので、色々つけ加えたのね。それで面白くなっているかというと、演出が平凡なんで、映画も平凡。主演はテレ東のB級映画常連スターといった感じのルー・ダイヤモンド・フィリップスで、サメに何度も襲われたって死なないのだよ。