1万石の大名にしては

nostalji2009-04-21

録画していた『あばれ大名』(1959年・東映/監督:内出好吉)を観る。有名な傾奇武将・前田慶次郎市川右太衛門)の物語ですが、考証無視の東映史劇ね。豊臣家が滅びた直後の時代設定なのに前田利家(薄田研二)が生きているんですからね。豊臣家に恩顧がありながら、御家大事のため徳川家康大河内伝次郎)にヘイコラ服従しているんですな。反骨精神あふれる甥の前田慶次郎は、家康の前で狸踊りをして、ウッハッハと笑って1万石を返上。右太衛門の高笑いでスイスイ物語が進行していき、前田家加賀百万石を取潰そうとする本多佐渡守(進藤英太郎)の悪だくみを家康の前で暴き、ウッハッハと笑ってエンド。大仰な動作とセリフも右太衛門だと全然違和感がありませ〜ん。
画像は、慶次郎の家来(腰元:大川恵子、家老:堺駿二、小者:千秋実)たち。1万石の大名なのに、家来はこの3人だけなんですよォ。