豊臣に味方した家康の息子?

nostalji2009-04-22

録画していた『あらくれ大名』(1960年・東映/監督:内出好吉)を観る。徳川家康大河内伝次郎)の息子でありながら大阪方に味方する松平直次郎(市川右太衛門)の物語です。豊臣秀頼里見浩太朗)に信頼され、薄田隼人正(近衛十四郎)や木村長門守(若山富三郎)といった大阪方の武将と親友という設定ね。山岡荘八の『徳川家康』がベストセラーになるまでは、家康は豊臣家を滅ぼした悪人というイメージが強くて、家康に対抗するヒーローが大衆に喜ばれていました。
シーン毎に衣装を替え、ウッハッハと笑って物語が展開する典型的な右太衛門時代劇で、豪快な右太衛門を見て、気分をスカッとさせるだけの映画で〜す。画像は、家康の側近・板倉勝重山形勲)に、狸野郎と言って墨を塗る右太衛門。稚気に満ちた行為ですが、右太衛門だと似合っているんですよ。HP:チャンバラワールドに「右太衛門時代劇」をアップ⇒http://www.asahi-net.or.jp/~uy7k-ymst/hatatai/utaemon1.htm