久しぶりの読書

nostalji2009-04-24

定期検診にJ医大病院へ。諸々の待ち時間を利用して、スーザン・マレリー:著(石川園枝:訳)の『荒野に咲く花』(ハーレクイン・ヒストリカル:2001年1月5日発行)を読了。1879年のモンタナが舞台の西部ロマンス小説です。花嫁募集広告でやってきたヒロインが、花婿を仇と狙う男に誘拐されるんですな。男の目的は、留守中に牧場を襲撃され、父親を死に追いやった悪党に復讐するためで、ヒロインの夫となるべく男がその首領なんです。誘拐されたヒロインは、何度も脱出を試みますが失敗し、紳士的な男の態度に真実を知り、愛が芽生えていきます。
どんな不利な状況でも正義を貫く西部男、そんな男の心意気に味方する親友のカウボーイ、土地買占めのために裏で部下を使って悪業を行なう権力者、最後に良心に目覚めて立ち上がる権力者に買収されているアル中の保安官、心優しい娼婦に良識的な医者と、西部劇では定番的なキャラが揃っており、昔のB級西部劇的雰囲気あふれる作品で〜す。
画像は、表紙イラスト。HP:西部劇私的博物館の「西部小説」に追加アップ⇒http://www2u.biglobe.ne.jp/~kazu60/wbook3/roman2.htm