見方を変えると

nostalji2009-05-14

平日9:00〜10:00に放送している韓流時代劇『王の女』の最終回を観る。『王の女』は、王子(光海君)を愛しながらも心ならずも王(宣祖)の側室となった女官の物語で、権謀術数を巡らして愛する王子を王にし、政敵も葬りさっていくんですな。チャン・ヒビンのような徹底的悪女でなく、出来の悪い宣祖王のために苦労する光海君を助ける賢い女として描き、好意的に扱っています。光海君が王になるまでは、周辺人物まで丁寧に描いていましたが、王になってからは、かなり端折った展開で薄味になりました。ところで、光海君は兄の臨海君や正室の子・永昌大君を追放して誅殺した悪逆非道の王として、反対勢力によって失脚し流罪となった為に、“祖”や“宗”のつく尊号・諡号がないんですね。正史では悪王も、解釈次第で良王になりますな。
画像は、主人公のキム尚宮を演じたパク・ソニョン。『王の女』ではピカレスク・ヒロインですが、『張禧嬪(チャン・ヒビン)』(平日12:00〜13:00に放送)では心優しい王妃を演じています。韓国人の名前は発音しにくい上に似たようなものが多くて、顔は知っていても名前を知らないことが多いんですが、毎日観ているものだから覚えましたよ。顔と名前が一致する数少ない私好みの韓国女優で〜す。