シリーズ化されなかった?

nostalji2009-07-13

録画していた『黄金奉行』(1958年・新東宝/監督:山田達雄)を観る。金塊を私蔵して幕府に謀反を企む伊豆金山奉行(富田仲次郎)の野望を大岡越前嵐寛寿郎)が暴くチャンバラ映画ね。金山を探索していた幕府の隠密が江戸の町で殺され、南町奉行が伊豆まで隠密に調査に行くんですな。考証的には無理な設定なんですが、当時は東映の遠山の金さん(片岡千恵蔵)も日本全国を飛び回っていたので、娯楽時代劇においては了解事項だったのでしょう。アラカン大岡越前はこの作品の前に『稲妻奉行』があり、千恵蔵の“金さん”シリーズ(こちらもタイトルに奉行がつく)に対抗してシリーズ化を考えていたのですかね。だけど、2本だけで終了しています。画像は、『黄金奉行』のアラカンと宇治みさ子。当時の時代劇において隠密行動する時は虚無僧姿が定番でしたね。最近の時代劇では、虚無僧をとんと見かけなくなりました。
東京都議選自民党の大敗北。民主党が優れているわけでなく、旧態然とした自民党の体質に都民が嫌気をさしたのでしょう。国の将来を真剣に考える情熱的な政治家なんて居やしない。古賀のアホバカのような、その場しのぎ政治家ばかりじゃあね。総理候補の舛添だって、口先ばかりで、年金問題は解決していないじゃないですか。傷を負っても立ち向かっていくという情熱的行動が見られないものなァ。選挙だけのパフォーマンスは、ちゃんと国民は見抜いていますよォ。