イ・ビョンホン二本立て

nostalji2009-09-09

昨日は、予定通り『グッド・バッド・ウィアード』を観た後、ついでに『G.I.ジョー』も観る。
『グッド・バッド・ウィアード』(2008年/監督:キム・ジウン)は、1930年代の満州を舞台にしたキムチウエスタンね。題名からもわかるように、『続・夕陽のガンマン』にオマージュを捧げた作品です。グッドのチョン・ウソンがカウボーイ・スタイルの賞金稼ぎで、ライフルを振り回してなかなかのガンマン振りを見せてくれます。イ・ビョンホンはバッドね。初の悪役挑戦で、冷血な悪党ぶりを見せていますよ。ウィアード(変な奴)はソン・ガンホで、『続・夕陽のガンマン』でもそうだったように、一番の儲け役ですな。撮影で使われた武器の数は200丁以上、空砲弾も3万発以上で、派手な銃撃アクションが休みなく展開しますが、ドラマの中身は薄いですね。理屈抜きにボケッと見る分には面白い映画で〜す。 
『G.I.ジョー』(2008年/監督:スティーブン・ソマーズ)は、近未来を舞台にしたSFアクションね。テレビアニメがベースになっており、マンガの世界です。G.I.ジョーの秘密基地が砂漠の真ん中で、対するテロ組織のアジトが北極の海中基地だなんて昔のマンガにあったなァ。あっという間に金属を腐食させてしまう化学兵器で、昔読んだ藤子不二雄の『海の王子』に出てきた“食鉄虫”を思い出しましたよ。これまた派手なアクションが休みなく展開しますが、『グッド・バッド・ウィアード』以上にドラマの中身は薄いです。未だに忍者(それも、忍者道場出身)が出てくるんですから、マトモな評価をすること自体無意味ですね。イ・ビョンホンはテロ組織最強の殺し屋ね。道場主であった父親を殺した忍者(日本人)でして、『グッド・バッド・ウィアード』でもそうでしたが、上半身の筋肉を見せたがるのは、男のセクシーを勘違いしているんじゃないのォ。