有名なんだけど

nostalji2009-10-05

BS2で『大菩薩峠』(1957年・東映/監督:内田吐夢)を放映。原作は中里介山の、本の冊数で全18冊(41巻・47万字以上)の未完(椰子林の巻の後、中断)の大長編です。主人公の机龍之助は秩序の破壊者であり、そのキャラは丹下左膳眠狂四郎といった後年の大衆小説のヒーローに影響を与えたと云われていますね。私は原作を読んでおらず、映画でしか知らないのですが、大井廣介:著の『ちゃんばら藝術史』によると、「筋で面白いのは5冊目までで、以後は龍之助の出る件りは固唾を飲ませるが、龍之助の出ない件りがとめどもなく綿々と続き退屈した」とあるように、机龍之助が登場する場面が意外と少ないようです。原作の持つ哲学性の表現が難しいせいか、テレビでは1961年にTBSで放映した平幹二朗主演のものがあるだけで、全然テレビシリーズ化されていないんですよ。私は、膨大な原作をドラマで知りたいと思っているので〜す。
画像は、片岡千恵蔵の机龍之助。千恵蔵のキャラとはイメージ的に違うのですが、演技でカバーしていました。千恵蔵って、名優ですよ。
信長の野望・革新』は、織田軍が亀山城(支城)で武田軍と戦っている隙をついて稲葉山城を攻略。近畿で兵力を整える間、16万ある柏崎港から戦力の弱い東北制圧を目指しました。自慢の水軍で酒田港を攻略したら、東北にある武田の城はガラガラね。山形城→檜山城を難なく陥落させたのだよ。