リメークでなく

nostalji2009-10-30

録画していた『センター・オブ・ジ・アース』(2008年/監督:エリック・ブレビグ)を観る。ジュール・ヴェルヌの古典SF『地底旅行』を映画化した『地底探検』(1959年/監督:ヘンリー・レビン)のリメークでなく、『地底旅行』をもとにしたアドベンチャー映画です。行方不明になった兄の後を継いで地球内部の研究をしている地質学者(ブレンダン・フレーザー)が、兄が残した手がかりをもとに、兄の息子(ジョシュ・ハッチャーソン)とアイスランドにある火山に向かいます。兄の友人だった火山学者の娘(アニタ・ブリエム)がガイドとして加わり、地底探検することになるんですな。大キノコの森やら巨大な地底湖といった『地底旅行』の世界が展開します。主人公はヴェルヌの『地底旅行』を信じており、脱出方法も同じね。そういえば、教授・甥・ガイドというのは原作と同じですよ。3D映画として作られているので、飛び出し効果のある場面がふんだんに出てきますが、過去の冒険映画に出てきたようなシーンの組み合わせで内容的には目新しさはありません。ユーモアあり、スリルありの、それなりに楽しめる娯楽映画と云っていいでしょう。それにしても、技術が進歩してきたのか、最近、3D映画が増えていますね。DVDソフトにも3D対応があるようで、テレビでも気軽に3D映像を楽しめる時代がくるのですかねェ。画像は、ブレンダン・フレーザーとジョシュ・ハッチャーソン