12月といえば忠臣蔵

nostalji2009-12-14

画像は、『赤穂浪士』(1961年・東映/監督:松田定次)のDVDジャケット。降り積もった雪の中を火事装束に身をかためた赤穂四十七士が、本所松坂町の吉良邸に討入りしたのが元禄15年の12月14日でした。この作品は、東映創立10周年記念映画で東映オールスターによる超大作ね。憎々しい中にも毅然として品のある月形龍之介の吉良に、清廉潔白を地でいくような大川橋蔵浅野内匠頭、貫禄演技の片岡千恵蔵大石内蔵助市川右太衛門の千坂兵部、大名の奥方の気品が滲み出ている大川恵子の瑤泉院も好いなァ。豪華絢爛のセットの中で繰り広げられる、時代劇の似合うスターたちを見ているだけで、嬉しくなるので〜す。
これまで、何度もドラマ化されている“忠臣蔵”ですが、今度作るとしたら、松方弘樹吉良上野介を演じてもらいたいですね。吉良・浅野・大石の全てを演じた役者は過去にいないんですよ。松方は、『ああ忠臣蔵』(フジ)で浅野を、『大忠臣蔵』(TBS)と『赤穂浪士』(テレビ東京)で大石を演じており、『天地人』で憎々しい徳川家康を演じた松方なら吉良も似合うと思いますよ。