音楽とメカの魅力

nostalji2010-05-17

画像は、『マイティジャック』のサントラLPジャケット。『海底軍艦』を観て思い出し、久しぶりに聴きました。富田勲の音楽は、伊福部音楽とは違った重厚さがあって、かっこういいんですよ。超兵器とか人類への脅威とかいったものが伝わってきて、ノスタルジックな懐メロとしてでなく、音楽として純粋に楽しめます。
『マイティジャック』は、1968年4月にフジテレビ系列でテレビ史上初の1千万円ドラマとして登場しました。円谷プロが総力を結集して製作した60分の大人向けSFアクションでしたが、視聴率は伸びず、ワンクール(13回)で終了し、その後は『戦え!マイティジャック』と改題され、低年齢者向け(怪獣との戦い)に内容も変え、30分に時間が短縮され、放送枠も8時から7時に変更になりました。私はリアルタイムでは観ておらず、10年ぐらい前にCATVで再放送された時に観たのですが、ドックが水でいっぱいになり、万能軍艦MJ号が発進するシーンは全然古びていませんでしたね。水面が盛り上がってMJ号が現れるところは、まさに海底軍艦でしたよ。特撮技術に比して、ドラマ作りが弱く、メカの魅力が活かされていません。日本のドラマは、ライターに金をかけないせいか、伝統的に脚本が弱いんだよなァ。