海外ロケは進歩

nostalji2010-05-30

録画していた『アマルフィ 女神の報酬』(2009年・東宝/監督:西谷弘)を観る。イタリア旅行中の天海祐希の娘が誘拐されて、着任したばかりの外交官の織田裕二が対応するんですが、誘拐犯からの電話で娘の父親と言ったばかりに天海祐希と行動を供にすることになります。織田裕二は上司(中井貴一の電話の声だけ)からテロ対策の密命をおびているようなのですが、内容が今イチ不明だったのと、天海祐希のイタリア旅行を手配した佐藤浩市織田裕二と最初に会ったシーンで失言があって犯人グループに関係していることがわかるんですが、織田裕二がそれに気づかないという脚本の不備はありますが、全体的にはよくできた作品だと思いますよ。
フジテレビ開局50周年記念作ということで、アマルフィを中心にしたイタリアロケが売りになっていますが、うまく風景を融合しています。海外旅行が“夢のまた夢”だった1960年代までの海外ロケというと、ドラマはそっちのけで風景ばかり優先した駄作ばかりでしたけどね。ドラマを楽しみながら風景を楽しめま〜す。画像は、織田裕二天海祐希。ヘの字口コンビね。