続といっても

nostalji2010-06-09

本日はジェンマ西部劇『続・荒野の1ドル銀貨』(1966年/監督:デュチオ・テッサリ)の放映。ジュリアーノ・ジェンマが主演しているだけで、『荒野の1ドル銀貨』とは全く関係ありません。内容も出演者も全く違う『続・荒野の用心棒』や『続・さすらいの一匹狼』よりマシかな。原題は『リンゴの帰還』で、南北戦争が終わってリンゴ(ジェンマ)が故郷に戻ってみると、邸はジョージ・マーティンとフェルナンド・サンチョに乗っ取られ、町は彼らに支配され、妻(ロレーラ・デ・ルーカ)と子は人質状態にあるんですな。ジェンマは町民を味方に引き入れ、彼らと対決するのです。ジェンマがマカロニ初主演したのが劇場未公開の『夕陽の用心棒』なんですが、この原題が『リンゴの拳銃』で、スタッフ・出演者が同じ顔ぶれなので、その続編といえなくもありません。
でもって、画像はサントラCDの裏面ジャッケトね。『新・夕陽のガンマン』から8曲、『夕陽の用心棒』から10曲、『続・荒野の1ドル銀貨』から8曲収録されています。『続・荒野の1ドル銀貨』も、公開よりマウリッツォ・グラフが歌う主題歌が先でしたね。それも、純正サントラとは違う「モンゴメリー・ブラウン……」というナレーションと砂塵の効果音の入ったものでした。葬式の場面で流れる曲が、ニニ・ロッソの「夜空のトランペット」に似ていたりして、マカトラ・ファンの間では内容よりも音楽が話題になる作品で〜す。