老齢化がつらい

nostalji2010-06-19

昨日今日と、フジテレビが『鬼平犯科帳スペシャル』を放映。『鬼平犯科帳』は池波正太郎の人気時代小説で、これまで松本白鸚(先代・幸四郎)や萬屋錦之助丹波哲郎中村吉右衛門の主演でテレビ化されていますが、今日放送されるのは唯一の劇場版『鬼平犯科帳』(1995年・松竹/監督:小野田嘉幹)です。主演は中村吉右衛門で、梶芽衣子蟹江敬三など吉右衛門鬼平のレギュラーメンバーが出演しています。「狐火」と「流星」を合体させたような内容で、それに原作にはない江戸の大盗賊・荒神のお豊役で岩下志麻が出演。お豊と組んで鬼平を失脚させようと企てるのが大阪の大盗賊・白子の菊右衛門(藤田まこと)で、原作では生駒の仙右衛門にあたります。話を詰め込みすぎて薄っぺらい感じがしたのを憶えています。
昨夜放送分は1年振りの新作で、「高萩の捨五郎」と「妙義の團右衛門」を合体したものでした。情感あふれる内容で満足したのですが、レギュラー陣が高齢化してきたため動きが乏しくなってきたのがつらいです。かといって、別の俳優を使うとイメージが損なわれるしね。ちなみに、「高萩の捨五郎」と「妙義の團右衛門」は単独で放送されたことがあり、その時の捨五郎は菅原謙次で、團右衛門は財津一郎でした。今から15年も前のことね。画像は、菅原謙次中村吉右衛門鬼平がビワの木で作った杖を持つ捨五郎です。
昨日は定期検診でJ医大病院へ行ったのですが、その後、会社時代の友人と会食。彼も病院は違いますが、検診で大宮まで出てきていたんですよ。昔は二人でよく酒を飲みに行ったもんですが、老齢化してくると、薬とテレビが友だちになりま〜す。