犯人とのコンクラベ

nostalji2010-07-04

録画していた『天使と悪魔』(2009年/監督:ロン・ハワード)を観る。『ダ・ヴィンチ・コード』に続く“ラングドン教授”シリーズの第2弾です。ローマ教皇が急死(後で暗殺されたことがわかる)し、後継者選び(コンクラーベ)が行なわれる中、4人の教皇候補者が誘拐されるんですな。かつて教会によって弾圧されたイルミナティという組織から、4人の教皇候補者を1時間おきに殺害し、最後はヴァチカンを反物質によって破壊するという予告状が届きます。イルミナティについて研究していたラングドントム・ハンクス)と反物質学者のヴィットリア(アイェレット・ゾラー)がヴァチカンに呼ばれて捜査開始ね。
ガリレイの最後の書物に隠された暗号から、4人の教皇候補者が殺される場所を見つけていくんですが、ロン・ハワード監督は手堅い演出(間延びもせず、説明不足もなく)で、時間との戦いをスリルとサスペンス溢れるものにしています。派手なクライマックスの後に、ドンデン返し(予想はつきますけどね)が用意され、ヴァチカンやキリスト教に縁のない人でも楽しめま〜す。画像は、トム・ハンクス