相撲マンガ

nostalji2010-07-07

大相撲名古屋場所をテレビ中継しないことをNHKが決定。最近は外人力士ばかりの大相撲に興味がなくなっていたので如何ってことはないのですが、テレビ史においては大事件です。1953年からテレビ中継が始まり、絶えることなく続いていたんですからね。世界一の長寿番組だ。私が最初に見たテレビ画面が大相撲中継で、初代若乃花がまだ大関の頃でした。若乃花人気は凄く、『若乃花物語・土俵の鬼』(1956年・日活)なんて映画が作られたほどです。当時はマンガでも題材として数多く登場しており、男の子にとって相撲は身近な存在でしたね。
パターンとしては、『横綱谷風』や『横綱鬼面山谷五郎』といった実在した力士を扱ったもの、『金星金太』や『がんばれガン太』などの相撲部屋に入門した少年力士のドラマ、『あめん坊』や『どすこいあんこ山』のようなユーモアマンガ、『白星くん』や『がんばれ健太』といった熱血少年マンガなどがありました。私が好きだったのは、少年画報を定期購読していた関係から、平川やすしの『金星金太』ね。地方の村から江戸に出てきた腕自慢の金太少年が、横綱谷風の下で修行して横綱を目指す物語で、“姿三四郎”の相撲版といった趣きがありました。ライバルとの対決や蒙古相撲からの挑戦を、ワクワクしながら読んだものです。画像は、『金星金太』(少年画報大全より)