想い出の動物映画

nostalji2010-07-29

録画していた『狼王ロボ』(1962年)と『クーガー荒野に帰る』(1967年)を観る。どちらもディズニーが製作した冒険動物映画です。『クーガー荒野に帰る』は未見だったのですが、『狼王ロボ』は懐かしかったですね。幸せだった子狼の頃から、両親を人間によって亡くし、成長して狼の集団を率いる狼王になる物語で、『OK牧場の決斗』のように要所ごとにウエスタン調の歌で語りつないでいきます。ロボに牛を襲われた牧場主がロボに賞金(牛を襲うたびに賞金額があがっていく)をかけて賞金稼ぎがロボを追跡したり、捕まった妻を救出するためにロボが仲間の狼と牧場の牛をスタンピードさせたりするところは完全に西部劇ですよ。公開当時は長編記録映画として紹介されていましたが、子供の頃のロボが子鹿と友だちになったりして、記録映画的なところは全然ありませ〜ん。
『クーガー荒野に帰る』は、アメリカ西部の大森林地帯を舞台に、木材会社の森林監視官に拾われ育てられたクーガーが木材会社の樵たちにも愛され成長していくが、やがて野生の牝のクーガーと知り合い、野生の本能に目覚めて大自然の中に帰っていく物語ね。クーガーが子供の頃に小熊と友だちになったり、成長して牝クーガーを好きになったりと、ディズニー動物映画の定石通りの展開となっています。動物たちの情感に満足、満足。