児童向けSF

nostalji2010-08-09

録画していた『エンバー・失われた光の物語』(2008年/監督:ギル・キーナン)を観る。200年以上前に“建設者”によって作られた地下都市エンバーから少年(ハリー・トレッダウェイ)と少女(シアーシャ・ローナン)が脱出するSFファンタジーです。地下都市エンバーは外界から閉ざされており、住民にとってそこが唯一の世界なんですが、発電機が老朽化してきて停電が頻発するようになります。住民は長い年月に亘って、外界は暗闇の世界だと教えられており、不安を持ちながら暮しています。そんな時、少女が屋根裏で古箱を見つけます。その中に、“建設者”が残した地上世界への出口の指示書があったんですな。少女は少年に相談して、出口を探そうとしますが、悪い市長(ビル・マーレイ)が妨害します。少女と少年の冒険が始まりま〜す。
他の世界の情報がなく、自分たちの世界がユートピアだと信じこまされている設定はSFではお馴染みのパターンです。未知の世界への脱出もね。主人公を少女と少年にしたので、暗い設定も暗くなっていません。核戦争後の地球が舞台なのかと思ったのですが、地球とは別の惑星が舞台のようです。原作本は“エンバー”シリーズとして続いているようで、続編も映画化されるのかな。画像は、ハリー・トレッダウェイとシアーシャ・ローナン