子育ては難しい

nostalji2010-12-24

ビデオで『ビッグ・ケーヒル』(1973年/監督:アンドリュー・V・マクラグレン)を観る。これまた、マイケル・ウェインが製作したウェイン西部劇です。ケーヒルジョン・ウェイン)は凄腕の連邦保安官ですが、家庭を顧みなかったので、息子たちに反抗されるんですな。それも無法者のフレーザー(ジョージ・ケネディ)一味に加わって銀行襲撃。そんなことを知らないケーヒルは、長男のダニー(ゲーリー・グライムズ)を助手にして、コマンチのライトフット(ネビル・ブランド)を伴って犯人追跡を開始します。あやしい4人組を捕まえるものの、ダニーの言動から真犯人はフレーザーと感づくのね。息子たちは、自分たちのしたことに責任をとろうと……
マクラグレンの演出は、今イチ切れ味が良くないのですが、息子たちに試練をあたえて、ちゃんとバックアップするウェインの教育パパぶりに満足、満足です。音楽はエルマー・バーンスタインで、ウェインが劇中で鼻歌を口ずさむのが珍しいです。シンギングカウボーイだった思い出が嫌で歌うことはなかったのですが、齢をとって大らかになったのですかね。
出演者では、ウェインに皮肉を言いながらも、よき理解者であるネビル・ブランドが儲け役ですね。ケネディに殺される保安官役のウォルター・バーンズやケネディの手下のダン・バディスはマカロニからの出戻り傍役。ウェイン映画では、お馴染みのハンク・ウォーデン、ハリー・ケリー・ジュニアも出演していま〜す。