忘れた頃にローンレンジャー

nostalji2011-01-14

昨年1巻だけを観て、放ったらかしていたセルビデオの『ローンレンジャー2巻』を観る。似たような話ばかりで、続けて観ていると飽きてくるんですよ。ビデオ処分とローンレンジャーの総括を兼ねて、再見することにしました。2巻には「詐欺師」「危険な土」「法の名の下に」「静かなる声」の4エピソードが収録されています。
「詐欺師」は、軍隊にいる息子の友だちと偽って留守家族から金を騙し取る悪党をレンジャーが捕まえます。事前に留守家族の家を訪問し、家族しか知らない情報を得た後、もう一人の仲間が、息子が営倉に入っており、保釈金が必要といって現れるんですな。年寄りを騙すとは、最近の“オレオレ詐欺”と同じです。詐欺のタネは尽きまじ。
「危険な土」は、稀少資源の出る土地を奪うために、貸した金の返済にくる牧場主を襲った高利貸し一味をレンジャーがやっつけます。牧場主を助けたレンジャーを犯人として保安官に密告したために、レンジャーに正体を見破られ、罠にかけられて御用。
「法の名の下に」は、今では有能な銀行員だが、強盗一味に間違われて逃亡した過去があり、脱獄した昔の仲間が彼を脅して銀行襲撃をもくろみます。脱獄犯を追ってきたレンジャーが、銀行員の無実をはらし、銀行襲撃を未然に防ぐ物語です。よくあるパターンですね。
「静かなる声」は、体も口も動かすことのできない老婆が隣室での殺人を目撃します。犯人は安心しているのですが、レンジャーがYES・NOの老婆のまばたきを使って質問し、犯人逮捕します。ミステリーの古典に、このトリックがあったような気がするのだが……
ところで、ジョニー・デップがトント役で出演する『ローンレンジャー』の映画製作はどうなっているのだろう。レンジャー役はジョージ・クルーニーが有力だそうです。