若き日のブラピ

nostalji2011-02-12

録画していた『レジェンド・オブ・フォール』(1994年/監督:エドワード・ズウィック)を観る。20世紀初頭のモンタナを舞台にした大河ロマンです。ウィリアム・ラドロー(アンソニー・ホプキンス)はインディアンを理解する騎兵隊長だったが、政府のインディアン政策に反発してモンタナに牧場を開きます。息子が三人いて、その中でインディアンの気質をもつ次男のトリスタン(ブッラド・ピット)を一番愛しているんですな。東部の大学に行っていた三男のサミュエル(ヘンリー・トーマス)が許婚者のスザンナ(ジュリア・オーモンド)を伴って、牧場に戻ってきます。スザンナに長男のアルフレッド(アイダン・クイン)もトリスタンも惹かれるんですが、スザンナは野生的なトリスタンに興味を持ちます。大自然を背景にした撮影は、アカデミー賞最優秀撮影賞を受賞しただけあって、見事な出来映えです。
第一次大戦が勃発して三人は出征し、サミュエルが戦死し、帰国したトリスタンはスザンナと愛しあうようになるんですな。アルフレッドは家を出て事業家として成功し、ウィリアムが最も嫌悪する議員になります。トリスタンも、突然、家を出て放浪の旅へ。残されたスザンナはアルフレッドと結婚し、旅から戻ったトリスタンは幼馴染のインディアンとの混血娘と結婚し、密売酒をめぐってギャングと抗争したりと、物語は続いていきます。
130分という時間で一族の歴史を描くために、説明的なナレーションが多く、ドラマとしての盛り上がりに欠けますね。ブラッド・ピットは野生的魅力にあふれてグッド。死んだ弟の仇討ちとばかりに敵兵を殺しまくる、第一次大戦の戦場シーンは抜群ですよ。獅子のたて髪のごとく、風になびかせて疾駆するブラピに魅了されま〜す。