傑作があるだけに辛い

nostalji2011-04-04

昨夜は、BSプレミアムで新しく始まった時代劇『新選組血風録』を観る。出演料の安そうな役者ばかりなのは制作費を抑えるためですかね。問題は中身なので、そんなのは関係ないんですが、少し固いなァ。自然体じゃないんですよね。先例として、栗塚旭土方歳三と島田順司の沖田総司が極め付けとなった『新選組血風録』があるので、どうしても比較してしまいます。土方歳三狂言回しに、隊員のエピソードでつなぐアンソロジードラマにした結束信二の脚本も秀逸で、ドラマとしても見劣りがしますね。これまでの新選組ドラマと変わりばえがしません。次回以降に新味を期待しましょう。
『隠密剣士(第2部・忍法甲賀衆』の1回と2回を観る。第1回「甲賀忍法・変幻(めくらまし)」は、松平定信から武田信玄の隠し金山の探索を依頼された秋草新太郎(大瀬康一)が甲州に旅立つまでの物語で、行方不明になっている父から預かった隠し金山の地図を周作少年(大森俊介)から奪った甲賀忍者(高木二朗)との対決ね。変幻(めくらまし)とは分身の術なのだよ。
第2回「甲賀忍法・隠蓑」は、宿屋の主人(加藤精三)に変装して秋草新太郎の命を狙う甲賀忍者(赤尾関三蔵)との対決です。壁の中に消えたと見せて、実は反対側に飛んでいたという忍法の使い手でした。奇怪変化の忍法との戦いが第2部の売りで、忍者ブームに火を点けるので〜す。