録画していた『よみがえる大河ドラマ〜デジタルリマスター版』の「春の坂道」を観る。ＮＨＫには保存されていたものが１本もなく、個人所有されていた最終回のビデオを修復したものです。そのため、カラー映像でなくモノクロでした。ビデオデッキにカラー用とモノクロ用があったのですかね。それとも、テープの方にカラー用とモノクロ用があったのか、とにかく、ＶＨＳもベーターもなかった時代の録画ビデオです。最近は、『駅馬車』や『赤い河』といった古いモノクロ映画がコンピュータによってカラー化されてＤＶＤ発売されていますが、フィルムだから可能なのであって、解像度の劣るビデオでは無理なのかな。技術の進化は日進月歩なので、そのうちカラーリマスターされるでしょう。
「春の坂道」は、何故か殆ど観ていません。１９７１年というと大学卒業して社会人となった年で、テレビよりもオーディオに夢中になりはじめたんですね。テレビよりもＦＭ放送（当然、録音もする）を聴く時間の方が多かったような気がします。
最終回だけを観たかぎりでは、錦之助は、まさしく錦之助らしい芝居をしていますね。「お前たちは人間じゃねえ。叩き斬ってやる！」とは言いませんが、それに近いニュアンスね。時代劇スターらしいスターが殆どいなくなった現在、特番や再放送を期待するしかありませ〜ん。
