何故か300本記念

nostalji2011-05-12

録画保存していた『影法師捕物帖』(1959年・新東宝/監督:中川信夫)を観る。アラカンの出演300本記念映画ですが、フィルモグラフィを調べると260本前後なんですよ。大蔵貢のハッタリ宣伝だったのですかね。
それでも記念映画ということで、アラカンが10分おきにチャンバラしています。とにかく何処からとも現れ、美女(池内淳子・小畑絹子・北沢典子)を助け、悪事のジャマをするんですよ。内容はかなり雑(1千万両の埋蔵金天草四郎屋久島に隠したなんてムチャクチャ)で、出来のいいものではありませんが、チャンバラシーンだけは工夫を凝らしています。乱闘シーンを早いパンでつなぎ、動きに衰えが出てきたアラカンの殺陣を迫力あるものにしていましたね。お話は子供だましでも、アラカンのチャンバラに満足しましょう。