先月３日にジェームズ・アーネス（８８歳）さんが亡くなっていたことを知り、録画保存していたＴＶ西部劇『ガンスモーク』を観る。『ガンスモーク』は、アメリカでは１９５５年から２０年続いた国民的人気西部劇で、主人公の保安官マット・ディロン＝ジェームズ・アーネスといった存在でした。日本では１９５９年３月からフジＴＶ系列で放映されました。『ララミー牧場』や『ローハイド』のような爆発的な人気はなかったものの、本格西部劇として固定ファンを掴んでいましたね。
録画していたのは第１５シーズン・２５話の「ハケット」で、仲間２人と１０年間刑務所に入っていた列車強盗のハケット（アール・ホリマン）が、仲間を見捨てて逃げ出したクエンティン（モーガン・ウッドワード）を脅して再び列車強盗の手伝いをさせようとするのですが、堅気の生活をしていたクエンティンは、悩んだあげく、列車襲撃をマット・ディロンに知らせるんですな。レールを爆破して列車を止め、郵便貨車を開けたらディロンが待ち伏せしています。ハケットだけが逃れ、復讐のためにクエンティンの農場へ。危機一発でディロンがハケットを倒します。ディロンが登場するのは最後の１５分で、ハケットの無法行動を中心に描かれています。
原田芳雄（７１歳）さんが亡くなる。何日か前に、遺作となった『大鹿村騒動記』の完成披露試写会での挨拶（声を出すことができず石橋蓮司が代読）をニュースで見たのですが、異状なほど痩せていましたね。だけど、こんなに早く逝かれるとは驚きました。原田さんほどアンチヒーローが似合う役者はいなかったなァ。
魁皇が引退。３勝７敗の成績では仕方ないでしょうね。最多勝（１０４７勝）を記録し、燃え尽きたのでしょう。横綱・大関に日本人力士がいなくなりましたね。国技じゃないや。八百長問題もウヤムヤだし、将来的には外人をできるだけ少なくして、スポーツとしてより伝統芸として確立した方がいいと思いますよォ。
