飽きることなく

nostalji2011-07-23

昨日購入した『韓国時代劇オールカタログ』(TOKIMEKIパブリッシング:2011年7月15日初版発行)を読了。といっても、興味がひかれたところを拾い読みしただけなんですけどね。新旧126本の韓国時代劇が紹介されていて、映画が26本含まれているのでテレビ時代劇は100本です。現在視聴しているものも含めて、私が観たのは41本。まあ、よく観ている方でしょうね。傍役は同じ顔がしょっちゅう出ているので馴染みになりましたよ。同じ時代背景を扱っても、後年のものほど現代風になっており、ドラマとしての面白さを感じます。これから韓国時代劇を楽しもうという人には参考になる一冊で〜す。
録画していた『右門捕物帖 献上博多人形』(1955年・東宝/監督:志村敏夫)を観る。島原の乱の後、犠牲者の慰霊に天草にやってきた松平伊豆守(大河内伝次郎)が何者かに命を狙われるんですな。伊豆守の密命をうけて忍び姿で随行していた右門(嵐寛寿郎)が捜査を開始します。京のちょろ舞一座と謎の祈祷師の一団が不穏の動きを見せ、島原の乱に味方して取潰された大名の娘こずえ(扇千景)とかすみ(雅章子)の存在がわかります。
手がかりも、一味の隠れ家も、危機脱出も、全てご都合主義で右門の推理なんて必要ありません。チャンバラは多いのですが、粗雑な作り方でシラケますね。おしゃべり伝六の坊屋三郎も、あばたの敬四郎の上田吉二郎も、持ち味が出ておらず残念。