派手なアクションには食傷気味なので

nostalji2011-11-11

録画していた『テイラー・オブ・パナマ』(2001年/監督:ジョン・ブアマン)を観る。パナマに左遷された英国諜報員(ピアース・ブロスナン)が、政府要人の御用達となっている洋服の仕立屋(ジェフリー・ラッシュ)を使って、パナマの政情や運河に関する情報を集めるのですが、仕立屋の嘘の情報のために国際的危機が発生するというスパイ・サスペンスです。
原作はジョン・ル・カレで、脚本にも協力しています。ブラック・ユーモアが満載で、仕立屋の情報を嘘と知りながら、知らぬ顔して本国へ報告するピアース・ブロスナンがいいですね。ブロスナンは、ジェームズ・ボンドより、女好きでいいかげんな男の方が似合っています。
バカなのは上層部で、事件をひきおこした当人たちがハッピーエンドという結末はグッドね。最近は、この手の軽い作品が少なくなったので満足で〜す。